1年でこんなに進化した!2023年に登場したクラウド版の Jira / Confluence Cloud 新機能まとめ
2023年12月22日(2025年10月21日 更新)
南澤 華代 Hanayo Minamisawa
こんにちは。リックソフト ヘルプデスク担当の南澤です。2023年も残りわずかとなりました。
毎年毎年、年末に近づくたび、残り時間の少なさに驚いている気がします。
2023年を振り返ると、Atlassian Cloud (アトラシアンクラウド)製品は沢山の機能をリリースしました。
今回は Jira(ジラ) と Confluence (コンフルエンス)Cloud 版を中心に、個人的に注目した & お客様からの反響が多かった 新機能をまとめて紹介します。
- AI 機能(Atlassian Intelligence) が Jira製品や Confluence に搭載
- Jira Service Management 飛躍の年! 仮想エージェント機能追加
- Confluence も目玉機能が多くリリースされました (自動化、Whiteboard、ゲスト・公開リンク)
- Jira Software : 自動化にルックアップデーブル作成アクションが加わって幅が広がった (自動化強化)
- Atalassian Cloud 組織管理画面 (admin.atlassian.com) に要望が多かった機能が追加されました!
- 10年前には想像できなかった未来が、Atlassian Cloudに搭載されました
自分のJira環境がクラウド版かわからない方へ:
【2023年版】Jira(ジラ)とConfluence(コンフルエンス)の違いってなあに?クラウド版とオンプレ版の画面も比較してお見せします -リックソフトブログ-
AI 機能(Atlassian Intelligence) が Jira製品や Confluence に搭載
Atlassian Intelligence (アトラシアン・インテリジェンス)は 、Jira Cloud, Confluence Cloudを含めたAtlassian Cloud 製品に搭載された AI 機能 です。
弊社のお客様からも「どんな機能?」「いつリリースされるの?」とよく質問がありました。アトラシアン製品をお使いの方が、今年一番注目した機能ではないかと思います。
今まではベータ版リリースでしたが、2023年12月に一部機能が正式リリースとなりました。
| 製品 | Atlassian Intelligence 機能 |
|---|---|
|
Confluence(コンフルエンス) 社内Wiki、仕様書ツール、ナレッジシェアに利用されることが多いコラボレーションツールです。 |
(1)回答を生成・関連するページ情報を提示 (2)タイトルの提案・文章編集の補助 (3)ページの要約 (4)社内用語や業界用語の説明(定義)補助 (5)自動化作成の補助 |
|
Jira Software(ジラ・ソフトウェア) バグ追跡(BTS)ツール、プロジェクト管理ツール、チケット管理ツールとも言われます。 |
(1)コンテンツの要約(変換後の表現も選択可) (2)ブレインストーミングを使って タスク+タイムライン作成補助 (3)JQL (Jira の検索言語) の提案 |
|
Jira Service Management (ジラ・サービスマネジメント) JSMとも略されます。チケット管理型の問い合わせ管理ツールで、ITILに準拠したITSMツールです。リックソフトのヘルプデスクはJSMを使ってのお客様の問い合わせを管理しています。 |
(1)問合せ内容の要約 (2)対応状況(アクティビティ)の要約 (3)返信文のひな形表示(表現も選択可) (4)仮想エージェント(AIが簡易的な質問に自動回答) |
リックソフトブログでも利用例を紹介していますので、詳細は以下をご参照ください。
あわせて読みたい!
1 <生成 AI × Confluence>「Atlassian Intelligence」さわってみた
2 【JQLをAIが生成】Jira Cloudでの「Atlassian Intelligence(AI)」機能【業務に役立つヒントもAIが提供】
3 <生成 AI ×ITSMツール>Jira Service Managementで「Atlassian Intelligence」をつかってみた(ベータ版)
2024年以降、Jira も自動化作成の補助機能が付く予定です。
Jira Service Management 飛躍の年! 仮想エージェント機能追加
Jiraファミリーの中で、ITサービスマネジメントに特化した製品「Jira Service Management」にも大きな進化がありました。
Atlassian 社が ITSMに力を入れていることもあり、2023年は Jira Service Management の機能が一番充実していた印象です。その中でも個人的に注目した3つの機能を記載します。
1.< JSMの新機能 > 仮想エージェント (Premium プラン以上)
仮想エージェント機能は、Slack でのサポートリクエストを自動化し、会話形サービスを提供します。(2024年以降に Teams にも対応予定です)
既存のナレッジベースを利用したリクエストへの自動応答を動的に生成できます。
2.< JSMの新機能 > カンバンボード
カンバンボードといえば、「アジャイル開発・・・」「 Jira Software の機能では?」と感じる方はまだいらっしゃるかもしれません。
このたびITSMツールの Jira Service Managementでも、カンバン機能が利用できるようになりました!
Jira Service Management プロジェクトのプロジェクト設定 > 機能 で「ボード」トグルをオンにすると、カンバン機能を有効にできます!
スイムレーン/カードの色/カードレイアウト/クィックフィルター(現時点では「自分の課題のみ」) の設定は、今後リリース予定です。
こちらの記事 <ボードで作業の見える化!>新機能紹介|Jira Service Management+ Cloud「カンバンボード」-リックソフトブログー にて詳細を紹介しています。併せてごらんください。
3.< JSMの新機能 > カスタマーサービス管理機能
カスタマーのプロファイル情報を登録できるカスタマーサービス管理機能がリリースされました。エージェント(対応者)がこの情報を閲覧・登録できます。
プロファイルに設定するフィールド(ラベル)も自由に設定できます。キュー、SLA、レポート、Jira Query Language ( JQL ) などでもこれらのフィールド値を利用できます。
例えば、以下のようにカスタマーのサポート契約情報もこの機能で管理できます。
利用開始する場合は、Jira Service Management プロジェクトのプロジェクト設定 > 機能 で「カスタマー サービス管理」をオンにしてください。
Confluence も目玉機能が多くリリースされました (自動化、Whiteboard、ゲスト・公開リンク)
Confluence も多数機能リリースがありました。個人的に大きいと感じた Confluence の追加機能を3つ紹介します。
1.< Confluenceの新機能 > 自動化 (Premium プラン以上)
Jira に続き、Confluence にも自動化機能がリリースされました。
特定の条件に合致したページやスペースに対し自動でアクションを実行できます。(Jira課題に対してのアクションものちに加わりました)
例えば、以下を実現できます。皆さんのお困りごとや要件に合わせて自動化を組み立ててみてください。
- ページのステータスが公開済でかつ公開操作がされた場合に、チャット通知する
- ブログにコメントをいれた時にJiraへ課題を起票する
- ページの最終更新日から6か月が経過しかつarchived ラベルをつけたページをアーカイブする
2.< Confluenceの新機能 > Whiteboard
Confluence 上で付箋やステッカー、テキストを入れながら、ディスカッションできる機能です。
チームでブレーンストーミング、スプリントプラン等の実施に活用できそうです。
※2023年11月以降に日本語に対応しました!
過去のリックソフトブログ記事 【追記あり:日本語文字化け解消済み】Confluence Whiteboard(ベータ版)をさわってみた に詳細を紹介しています。
3.< Confluenceの新機能 > シングルスペースゲスト・公開リンク
シングルスペースゲスト機能は、2022年10月にベータ版で提供されていましたが、2023年5月に正式リリースとなりました。
Confluence のライセンスを消費せず、Confluence の1つのスペースを利用できます。
<補足>
・有償ライセンス数×5 Users 分がゲストとして招待可能
・各ゲストに対し一つのスペースのみ利用可能
また、公開リンク機能もリリースされました。
対象のConfluence サイトのライセンスがないユーザーに対し、公開リンクを作成してページを共有できます。
・ Confluenceグローバル権限でサイト全体で公開リンク作成の可否を設定可能
・ スペース単位でも利用可否の設定可(グローバル権限も有効である前提)
■おまけ Confluence のデータベース機能(ベータ版)
また、個人的に2024年に注目したいConfluence の機能は 2023年12月にベータ版リリースされた「データベース」機能です。
Confluence のページ上に Confluence ページの情報や リンクしているJiraの課題のフィールドを結合した表(データベース)を作成できる機能です。
データベース用にフィールドを定義して列とフィールド値も表(データベース)に追加できます。
表形式ではなく、ボードやカード形式にも変更できます。
まだまだあまり触れていないのですが、この機能があると、JiraとConlfuence+αのデータベースが自分で作成できるようです。
例えば、Confluenceページの修正管理をする際に、ステータス、ページタイトル、作成者はConfluenceから情報を引き出し、対応するJiraタスク課題内の期限日や承認者を引っぱってきて、同じ場所で管理できます。
自動で条件に合うものをデータベース入れ込むのはまだできなそうでした。今後の情報や正式リリースに期待します。
Jira Software : 自動化にルックアップデーブル作成アクションが加わって幅が広がった (自動化強化)
Jira Software についてはバックログやボードのUIの変更がありました。これが一番大きな変更と思いますが、個人的には自動化機能がさらに強化された点を推していきたいので、紹介します。
< Jira Softwareの新機能 > 自動化機能が強化
Jiraの自動化機能については、UIの改善や、アクション数の追加がありました。
中でも 「ルックアップテーブルの作成」アクションが追加されたのは大きいです。しかもテーブルに スマート値を指定できるのもかなり嬉しいです。
このアクションがあることで、自動化の数を減らしたり、今までできなかったことが実現できたりできるようになりました。
< ユースケース >
要件:課題の作成日と優先度の値を見て、期限日を作成日からn日後(優先度によりnが変動)になるように自動指定したい。
自動化設定のヒント:優先度と作成日を基準に期限日を決めるテーブルを作成 → テーブルの値を呼び出すSmart Valueを課題の期限日の編集アクション時の対象にする。
Atalassian Cloud 組織管理画面 (admin.atlassian.com) に要望が多かった機能が追加されました!
Atalassian Cloud 組織管理画面 (admin.atlassian.com) も多くの機能がリリースされました。(この画面はユーザーアクセス管理者、信頼済みユーザー、サイト管理者、組織管理者だけがアクセスできます)
特にお客様から要望が多かった以下の3つの新機能を紹介します。
1.Atlassian Cloud組織管理画面の新機能:外部ユーザーセキュリティ(Atlassian Access)
管理対象外アカウントに対し、認証や操作を制限できる「外部ユーザー」機能がリリースされました。
組織管理画面の「セキュリティ」 タブの 「外部ユーザー」でこの機能を確認できます。
※利用には Atlassian Access のサブスクライブが必要です。
現時点(2023/12)では以下を制御できます。
- 二段階認証強制 (メールベース)
- 認証頻度 (15分-30日の範囲でセッション期間を決められる)
- APIトークン利用のアクセスブロック
2.Atlassian Cloud組織管理画面の新機能:製品の URL(カスタムドメイン)
製品URLに 独自のドメイン、サブドメインを指定できるようになりました。 (DNS プロバイダーで作成した DNS レコードの追加が必要です)
現時点(2023/12)では、Jira Service Management カスタマーポータルのURLのみ対応しています。
今後 Jira Software・Confluenceもリリース予定です。
3.Atlassian Cloud組織管理画面の新機能:Cloud 間のデータ移行機能
移行ツールを利用して、Jira のプロジェクトや Confluence のスペース情報(ユーザー・グループを含む)を他サイトへコピーできるようになりました。(組織外への移行も可能)
- Jira Cloud to Cloud 移行ツール 正式リリース済
(2024年以降にJira管理画面から組織管理画面に移動予定) - Confluence スペースコピー機能 (2023年11月 ベータリリース)
- 組織管理画面の「設定」>「製品データコピー」で操作できます。
10年前には想像できなかった未来が、Atlassian Cloudに搭載されました
私事ですが、リックソフトに入社して Atlassian 製品と関わりサポートするようになってから 今月で 10 年を過ぎました。
10年 Atlassian 製品を見続けていましたが、10年前は クラウド版を利用される方 はかなり少数派でした。(当時は 「Atlassian Ondemand」という製品でした)
当時は Confluence Cloud に 同時でブレインストーミングができるような「ホワイドボード」が入ったり、Jira Cloud に AI が搭載され JQL 入力を補助してくれたりするような未来は想像できなかったです。
来年も Atlassian 社はユーザーさんをワクワクさせるような機能や改善をリリースし続けると思います。リックソフトでは Atlassian 製品の最新情報を常にキャッチアップし、お客様へ活用例や詳細を紹介しております。
リックソフト の Atlassian 製品サポートをお申込みいただきますと、利用動画も添付した Atlassian Cloud の新機能紹介記事を閲覧できる特典もあります。
また、お客様のご要望やお困りごとをしっかりヒアリングし、お客様にとって使いやすい利用方法や運用をご提案するサポートも提供しております。
リックソフトの Atlassian 製品サポートにご興味がありましたらわたしたちリックソフトへぜひご相談ください。
それでは皆様よい年末年始をお過ごしください。
南澤 華代 Hanayo Minamisawa
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