2023年09月04日
Jira(ジラ)とConfluence(コンフルエンス)の違いってなあに?堀田(リックソフト マーケティング部) hotta
「Jira(ジラ)とConfluence(コンフルエンス)の違いってなに?」
「どっちがJiraで、どっちがConfluenceだっけ?」
たまに聞かれる質問です。
JiraもConfluenceも、いずれもアトラシアン(Atlassian)という豪州のIT企業の製品です。アトラシアンの販売代理店として2009年から日本市場で両製品を広めてきたわたしたちリックソフトがお答えします。
ふたことでいうと、
です。どちらも非同期型のリモートワーク・ハイブリッドワークに適したツールです。
製品間の連携がされていて、JiraとConfluenceを一緒に使うと、より効果的な使い方ができます。
日本の「ゴジラ」が名前の由来というJIRAシリーズ。もともとはチケット型のバグ追跡ツールとしてデビューしました。現在問い合わせ管理ツールの「Jira Service Management」や非IT部のユーザーも想定した「Jira Work Management」などさまざまな姉妹製品がいます。
2023年7月現在、日本ではJiraといえばチケット型のプロジェクト管理ツール「Jira Software(旧JIRA)」を思い浮かべる方が多いでしょう。
「昔はJira Agileって名前じゃなかった?」「Jira Coreってのもあった気がする」そんな方は、なかなかアトラシアンユーザー歴が長い方ですね。今回はJira Softwareにフォーカスを当ててご説明します。
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2024年にサーバー版(オンプレ)のサポートが終了します。現時点で、多くの方はクラウド版をご利用中のはずです。
Jira Software(クラウド版)の画面はこんな感じです。環境のURLに XXXX.atlassian.net/Jira が入ります。
(画面デザインについて:ナイトモードもあります)
「バックログ」「ボード(カンバン)」「タイムライン」「ダッシュボード」「ロードマップ」という名称の機能が出てきます。
チケット管理型のプロジェクトツールで、Redmine(レッドマイン)、Backlog(バックログ)、Clickup(クリックアップ)、Asana(アサナ)とよく比較されます。
Jiraの強みは設定のカスタマイズ性の高さですが、管理者権限を間違えたり、管理者不在で進めていくと事故につながります。Jira Softwareの柔軟性の良さは、調書でもあり短所でもあります。
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また、サーバー版・データセンター版はこんな感じの画面になります。
データセンター版はグローバルバーの色変えが可能ですので、お使いの環境とは違うかもしれません。
よくあるプロジェクト管理ツール同様、プロジェクトごとにスペースを設置し、スペース内でバックログやロードマップまたはWBSガントチャートを作って管理します。Jira Softwareではタスクごとの紐づけ・依存関係の設定ができます。課題ごとに担当者をアサインし、課題を進めていきます。
クラウド版のJiraは定期的に機能が追加されます。例えばこの間はJiraの「課題」が分割できるようになりましたし、新しいショートカット「コマンドパレット(Ctrl+k)」も追加されました。
なので、「XX年前にJira使ってたけどとても使えなかった」という方も、もしかしたら最新版のクラウド環境に触れたら気持ちが変わるのでは...。
Confluenceはドキュメント共有ツール、社内Wiki、ナレッジシェアツールと呼ばれる製品になります。「親ページ」「子ページ」「さらにその子ページ」といった構造化されたドキュメントの作成・管理、変更履歴のバージョン管理ができます。
プロジェクトやチームごとの「スペース」と、アカウント個人のスペースがあります。各ユーザーのスペースごとの閲覧権限も設定できますので、「交通費精算の方法など全社員用の情報は全社員に閲覧権限を付与」「社員の給与情報などの個人情報は人事部のみ閲覧権限を付与」といったように運用ができます。
Jira Software同様、Confluenceは2024年にサーバー版のサポートが終了します。現時点で、多くの方はクラウド版をご利用中のはずです。
クラウド版のConfluenceの画面は以下のようです。環境のURLには「 XXXX.atlassian.net/wiki」 が入ります。
データセンター版・サーバー版はこんな感じの画面になります。
*server版・データセンター版のConfluenceはバーの色変えなどができます。
クラウド版のConfluenceは「ミーティング議事録」「4Lによる振り返り」「カスタマージャーニーマップ」「DevOpsランブック」など、様々な職種の方が使えるテンプレートが用意されております。
Confluence Cloudは、Microsoft WordのようなWYSIWYG記法(「What You See Is What You Get」見たままを得られる)の略)、Markdown(マークダウン)形式の記法でもどちらも入力可能です。
JiraとConfluenceは相互引用できるため、Jiraでのプロジェクト管理の仕様書ツールとしても使われています。MiroやFigma、Gliffyといった作画ツールとの連携もできます(Atlassian Marketplaceで連携アプリを追加)。
仕様書ツールとしては、Markdown記法・Mermaid形式で記述できるGitHubWikiやNotion、esaと比べられることが多いです。
ですが、「一度JiraとConfluenceをセットで使ったらその利便性が良すぎてほかの製品は無理」「Jira、Confluenceそれぞれから情報を追いかけやすい」というユーザーの声も寄せられています。
Word同様のWYSIWYG記法が使えるので、非エンジニアの方でも使えます。テキストの入力ができる方ならだれでも使えます。
リックソフトのお客様の中には、Confluenceをエンジニア部門だけでなく非エンジニア部門も含めた全社利用を進めてバックオフィス系の文書が整ったケースや、社員数が急成長する中オンボーディングに活用できたケースなど様々な事例がございます。
個人的には、添付ファイルの中身まで検索してくれるのがとても助かりました。非エンジニアの筆者でもかんたんに使える情報共有ツールと感じています。
2023年春にはJiraを使って人生を仕組み化していったら結婚できた人の話がバズるなど、プライベートで利用している人の話題が上るようになりました。X(旧ツイッター)を見ていると個人開発のソフトや同人誌発行までのプロジェクト管理にJira Softwareを使っているという方もいるようでした。
どちらも10ユーザー未満であれば、無料で利用できるフリーミアムツールです。
JiraやConfluenceはチームレベルであればなんとなくで使える製品です。「なんとなく」で使えてしまうがゆえに、フリーミアムで小規模チームから始めてそのままユーザー数が増えて、管理者不在のまま全社に広がってしまうと、大変なことになってしまいます...。
「そろそろきちんとした管理者を立てたほうがいいかも」と思ったとき、ぜひリックソフトにご相談ください。
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