リックソフトブログ

2024年03月31日

【2024年版】Jira(ジラ)とConfluence(コンフルエンス)の違いってなあに?クラウド版とオンプレ版の画面も比較してお見せします

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堀田(リックソフト マーケティング部) hotta

堀田(リックソフト マーケティング部)</mt:Var>

  

「Jira(ジラ)とConfluence(コンフルエンス)の違いってなに?」
「チケット切るやつって、Confluenceだっけ?Jira だっけ?」
「ステータスのワークフローで承認ポチってやりたいけどConfluenceでいいんだっけ」
「どっちが Jira で、どっちが Confluenceだっけ?」

たまに聞かれる質問です。
Jira も Confluenceも、いずれもアトラシアン(Atlassian)という豪州のIT企業の製品です。アトラシアンの販売代理店として2009年から日本市場で両製品を広めてきたわたしたちリックソフトがお答えします。

ふたことでいうと、

  • Jira Software は課題管理ツール、バグ追跡ツール
    • 課題(=チケット)駆動開発ツールです
    • ITサービスマネジメント、リクエスト管理に特化した「Jira Service Management」というシリーズもあります
    • スプリントごとのレポート、「エピック」ー「タスク」or「バグ」or「ストーリー」ー「サブタスク」という親子・孫タスクでアジャイル開発に適したテンプレートがあります。
    • 2024年現在、自動化機能や生成AIが加わってパワーアップしています✨
  • Confluence は社内Wiki,ドキュメントコラボレーションツール
    • ナレッジマネジメントツール、ドキュメント管理ツールです
    • 2024年現在、AI機能でドキュメントの内容を要約したり、ナレッジをもとに自然言語で質問に解答してくれたりします✨

です。どちらも非同期型のリモートワーク・ハイブリッドワークに適したツールです。

製品間の連携がされていて、JiraとConfluenceを一緒に使うと、より効果的な使い方ができます。JiraもConfluenceもSaaSなので、様々なSaaSとAPIを通じて連携できていますが、これらの製品はすべてほぼリアルタイムでの同期が実現しています。

(参考情報:相互引用・図の埋め込み可能!Jiraで開発しているなら仕様書はConfluece(コンフルエンス)にまとめるべし~2023秋

Jira(ジラ)とは:チケット型の「課題管理ツール」「バグ追跡ツール(BTS)」

日本の「ゴジラ」が名前の由来というJIRAシリーズ。もともとはチケット型のバグ追跡ツールとしてデビューしました。現在問い合わせ管理ツールの「Jira Service Management」や非IT部のユーザーも想定した「Jira Work Management」などさまざまな姉妹製品がいます。

2024年4月現在、日本ではJiraといえばチケット型のプロジェクト管理ツール「Jira Software(旧JIRA)」を思い浮かべる方が多いでしょう。

「昔はJira Agileって名前じゃなかった?」「Jira Coreってのもあった気がする」そんな方は、なかなかアトラシアンユーザー歴が長い方ですね。今回はJira Softwareにフォーカスを当ててご説明します。

■Jira Softwareってどんな画面?

2024年にサーバー版(オンプレ)のサポートが終了します。現時点で、多くの方はクラウド版をご利用中のはずです。

Jira Software(クラウド版)の画面はこんな感じです。環境のURLに XXXX.atlassian.net/Jira   が入ります。

(画面デザインについて:ダークモードもあります)

「バックログ」「ボード(カンバン)」「タイムライン」「ダッシュボード」「ロードマップ」という名称の機能が出てきます。

チケット管理型のプロジェクトツールで、Redmine(レッドマイン)、Backlog(バックログ)、Clickup(クリックアップ)、Asana(アサナ)とよく比較されます。最近はLinerというものおありますね。

Jiraの強みは設定のカスタマイズ性の高さです。しかし、管理者権限が適切でない場合、管理者不在で進めていくと事故につながります。Jira Softwareの柔軟性の良さは、長所でもあり短所でもあります。

サーバー版・データセンター版はこんな感じの画面になります。

データセンター版はグローバルバーの色変えが可能ですので、お使いの環境とは違うかもしれません。

よくあるプロジェクト管理ツール同様、プロジェクトごとにスペースを設置し、スペース内でバックログやロードマップまたはWBSガントチャートを作って進捗の管理ができます。

Jira Softwareではタスクごとの紐づけ・依存関係の設定ができます。課題ごとに担当者をアサインし、課題を進めていきます。

クラウド版のJiraは定期的に機能が追加されます。例えばこの間はJiraの「課題」が分割できるようになりましたし、新しいショートカット「コマンドパレット(Ctrl+k)」も追加されました

またアトラシアンのAI「Atlassian Intelligence」がJiraにも搭載され、課題の要約などに役立てられそうです。 詳細は「Jira Cloudでの「Atlassian Intelligence(AI)」機能【業務に役立つヒントもAIが提供ーリックソフトブログー を確認ください。

なので、「XX年前にJira使ってたけどとても使えなかった」「使いづらい、何からどこを見たらいいかわからないでデザインだった」という方も、もしかしたら最新版のクラウド環境に触れたら気持ちが変わるのでは...!?


<<イベントのお知らせ>>

2024年4月22日、東京・大崎駅から徒歩2分のFreee社で、アトラシアン製品のユーザー会が開かれます。

今回のテーマは「アトラシアンロスになった人の声」。転職してアトラシアン製品がない環境に入って初めて気づく、アトラシアン製品の良さをシェアしていただきます。お近くの方はぜひ足を運んでみてください。

#65 ACE Tokyo MeetUp 使えない状況になって改めて感じたJira/Confluenceの便利機能 -Atlassianロスになった人の声-

Confluence(コンフルエンス)とは:「コラボレーションツール」「社内Wiki」

Confluenceはドキュメント共有ツール、社内Wiki、ナレッジシェアツールと呼ばれる製品になります。「親ページ」「子ページ」「さらにその子ページ」といった構造化されたドキュメントの作成・管理、変更履歴のバージョン管理ができます。

プロジェクトやチームごとの「スペース」と、アカウント個人のスペースがあります。各ユーザーのスペースごとの閲覧権限も設定できますので、「交通費精算の方法など全社員用の情報は全社員に閲覧権限を付与」「社員の給与情報などの個人情報は人事部のみ閲覧権限を付与」といったように運用ができます。

■Confluenceの画面はどんなかんじだっけ??

Jira Software同様、Confluenceは2024年2月にサーバー版のサポートが終了しました。現時点で、多くの方はクラウド版をご利用中のはずです。

クラウド版のConfluenceの画面は以下のようです。環境のURLには「 XXXX.atlassian.net/wiki」   が入ります。

データセンター版・サーバー版はこんな感じの画面になります。

*server版・データセンター版のConfluenceはバーの色変えなどができます。

クラウド版のConfluenceは「ミーティング議事録」「4Lによる振り返り」「カスタマージャーニーマップ」「DevOpsランブック」など、様々な職種の方が使えるテンプレートが用意されております。

Confluence Cloudは、Microsoft Wordのような WYSIWYG記法(「What You See Is What You Get」見たままを得られる)の略)、Markdown(マークダウン)形式の記法でもどちらも入力可能です。

仕様書ツールとしてのConfluenceは、Jiraとの相性が抜群に良い!

JiraとConfluenceは相互引用できるため、Jiraでのプロジェクト管理の仕様書ツールとしても使われています。MiroやFigma、Gliffyといった作画ツールとの連携もできます(Atlassian Marketplaceで連携アプリを追加)。

仕様書ツールとしては、Markdown記法・Mermaid形式で記述できるGitHubWikiやNotion、esaと比べられることが多いです。

ですが、「一度JiraとConfluenceをセットで使ったらその利便性が良すぎてほかの製品は無理」「Jira、Confluenceそれぞれから情報を追いかけやすい」というユーザーの声も寄せられています。

また、先述の通り、Confluenceのページ上でJiraのステータスをほぼリアルタイムで反映して表示できます。(契約しているプランによっては、ロードマップもConfluence上で表示が可能になります)Jira上でも言及されたページのリンクが自動で生成されます。

エンジニア専用だなんてとんでもない!Confluenceは「誰もが」使えるコラボレーションツール

Word同様のWYSIWYG記法が使えるので、非エンジニアの方でも使えます。テキストの入力ができる方ならだれでも使えます。

リックソフトのお客様の中には、Confluenceをエンジニア部門だけでなく非エンジニア部門も含めた全社利用を進めてバックオフィス系の文書が整ったケースや、社員数が急成長する中オンボーディングに活用できたケースなど様々な事例がございます。

個人的には、添付ファイルの中身まで検索してくれるのがとても助かりました。非エンジニアの筆者でもかんたんに使える情報共有ツールと感じています。

Jira・Confluence どちらも10ユーザー以下は無料で使える!プライベート利用も増加中?

2023年春には Jiraを使って人生を仕組み化していったら結婚できた人の話がバズるなど、プライベートで利用している人の話題が上るようになりました。X(旧ツイッター)を見ていると個人開発のソフトや同人誌発行までのプロジェクト管理にJira Softwareを使っているという方もいるようでした。

どちらも10ユーザー以下であれば、無料で利用できるフリーミアムツールです。

JiraやConfluenceはチームレベルであればなんとなくで使える製品です。「なんとなく」で使えてしまうがゆえに、フリーミアムで小規模チームから始めてそのままユーザー数が増えて、管理者不在のまま全社に広がってしまうと、大変なことになってしまいます...。

「そろそろきちんとした管理者を立てたほうがいいかも」と思ったとき、ぜひリックソフトにご相談ください。

                                         

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