プロダクトディスカバリーとは、「顧客の真のニーズや課題を深く理解し、それらのニーズを満たす
価値ある製品やソリューションを発見するための反復的なプロセス」を指します。
Atlassian社の提供する Jira Product Discoveryは、プロダクトリーダーが、「次にどんな機能を開発するか」を決めるために、
ステークホルダーからの意見や要望を整理するプラットフォームです。
「大口クライアントからこんな機能が欲しいという要望があった。最優先で開発してほしい」と営業部門長からチャットで要望があった。
「ライバルはこんな機能を付けているから、うちも欲しい」とマーケティング部からpdfファイルの企画書で依頼されたが、開発の優先順を判断するうえで必要となる情報が記載されていない。
カスタマーサポートチームからの強い要望で開発コストが高い機能を追加したが、リリースから1年経って効果測定したところ、ほとんど使われていなかった。
それらを解決するのが、Jira Product Discovery です
Jira Product Discoveryは、ユーザー、もしくはユーザーと接点のあるメンバー「こんな機能・項目を追加してほしい」という要望・情報を、背景とともに整理することができるツールです。
要望を投稿するユーザー(Contributorアカウント)はライセンス費用なしで無制限に追加できます。1ユーザーの一方通行である機能要望リクエストフォームと異なり、Jira Product Discoveryでは他のユーザーが出した要望に投票やコメント追加など、ステークホルダー同士がコラボレーションできます。
評価に基づき、実装が決まった機能は、Jira Product Discoveryのタイムラインビューに実装時期を表示できます。これまで Jira Cloudのライセンスがなく、どの機能がいつリリースされるかわからなかったステークホルダーは、Jira Product Discoveryのタイムラインをもとに実装スケジュールを把握し、自分の業務リソースを計画することができます。
プロダクトリーダーは、Jira Product Discoveryに寄せられた機能要望を、ビジネスへの影響度や作業コストをもとに評価し、優先度を可視化できます。
評価項目として利用するフィールド「目標」「影響」「労力」「インサイト」「コメント」を柔軟に設定できます。社内で採用しているフレームワークに沿って評価項目をカスタマイズが可能です。
2025年に、投稿する機能の課題タイプを複数設定できるようになりました(※1)。自社の機能開発ワークフローに則った課題タイプとフィールドの設計が可能です(※2)。
Jira Product Discovery上で開発すると評価された機能はデリバリーチケットが作成され、紐づけされた Jira Cloudの開発プロジェクトのバックログに追加されます。
機能要望の課題とデリバリーチケットは相互リンクされます。開発者チームは、デリバリーチケットから Jira Product Discoveryに寄せられた要望を閲覧し、アイデアの背景と目的、機能要件、ビジネス的な価値などを知ることができます。また、開発チームは自分たちの作業が会社の全体戦略やプロダクトの方向性とどのように繋がっているかを常に意識できます。
プロダクト開発が大規模化・複雑化し、全体的な可視化・統制・効率性を向上させたい組織に向けて、
Jira Product Discovery Premiumプランが登場しました。
複数プロジェクトのアイデアをまとめる大規模組織に好評の機能がそろっています。
リックソフトはアトラシアンの最高のトレーニング基準を満たし、お客様の規模に応じて適切に製品・サービスを提供できることが実証されている企業である
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