2023年11月15日
＜生成 AI ×Confluence＞「Atlassian Intelligence」さわってみた（ベータ版）上田 麻耶 Maya Ueda
Confluence（コンフルエンス）の新機能、「 Atlassian Intelligence（アトラシアン・インテリジェンス）」 がついにベータ版でリリースされました！
この機能は2023年4月に開催された Atlassian（アトラシアン）大型イベント、"Team 23" で発表されたものです。
OpenAI で開発された人工知能を活用して、Confluence 内の文章の作成や長い文章の要約、社内用語の説明などを実現してくれます。様々な可能性が広がる"Atlassian Intelligence "機能を試してみたので、2023年11月現在利用できる機能をご紹介します。
Confluence Cloud の Atlassain Intelligence 機能では、現在以下5つの機能が利用できます
簡易検索の画面で文章を入力し、「Ask AI」ボタンをクリックすると、ユーザーが閲覧可能なページのデータから回答を生成し、関連するページ情報を提示してくれます。
まずは Confluence の Atlassian Intelligence に聞いてみる習慣をつけると、大抵のことはユーザーがセルフ解決できそうですね。
注意！現時点では日本語ではなく英語で回答される場合があります
注意！初回検索時は回答生成に少し時間がかかる場合があります
ページ編集画面にて「/ai」と入力すると Atlassian Intelligence に関するマクロが呼び出せます。
「ブレインストーミング」を選択するといくつかアイデアを出してくれました。
検討事項に漏れがないかのチェックでも利用できそうですね。
「タイトルを提案する」では、ページの内容に沿ったタイトルを表示してくれます。
実行するたびに異なるタイトルが提案されるので、記事タイトルのマンネリ化防止や新しいアイデアを発見する際に活用できそうです。
「アクションアイテムを探す」では、ページ内に散らばったアクションアイテムを1箇所にまとめてくれます。
会議の最後に次のアクションの認識合わせをする際に活用できそうです。
メンションはつけずにまとめてくれるので、ユーザーに重複してタスクを割り当てられるといったことはありません。
文章を範囲選択して Atlassian Intelligence を呼び出すと、文章の編集を手助けしてくれます。
残念ながらトーンの変更は英語で返ってきてしまいましたが、文章の「短縮」はうまく動作しました。
トーンの変更がうまく動作すれば、外部へ公開する記事は「職務的なトーン」、SNS 用は「カジュアルなトーン」といった使い分けができそうです。
ページ閲覧画面右上の「AI」アイコンをクリックすると、そのページまたはブログの要約を生成してくれます。
このページ・ブログに何が書かれているのか、さっと概要を確認したい場合に便利ですね。
社内用語や業界用語などはページ内に注意書きを書かなくとも、Confluence サイト内の情報を使って Atlassian Intelligence が言葉の定義を教えてくれます。
新入社員の方は特に活用できそうですね！
2023年11月時点では日本語ではなく英語で回答される場合があります初回検索時は回答生成に少し時間がかかる場合があります
これは一番使えそうだと思った機能です！Confluene の自動化機能を知っていても使いこなせない方は多いのではないでしょうか。Confluence AI に「こんなことをしたいな」を入力するだけで、自動化ルールを自動生成してくれます。
自動化ルールの作成に慣れてない方は、 Atlassian Intelligence にルールの土台を作ってもらいましょう。
正式リリース時期は未定のようです。正式リリースのタイミングでは日本語にも対応予定とのことなので、リリースが楽しみですね。
Atlassian Intelligence を利用するには、事前に admin.atlassian.com にて機能を有効化する必要があります。（組織管理者の権限が必要です）
Premium プラン以上の方はサンドボックスに対して有効化して事前検証することも可能ですのでぜひお試しください！
Team 23 での発表内容
現在利用できる機能は以下ドキュメントで紹介されています。今後機能が追加されていくようですので、楽しみにお待ちください。
製品で利用できる Atlassian Intelligence のベータ機能
★IT投資を最適化するには？具体的なフローや必要なものについて解説
★DX推進で注目されるアジャイル開発とは？ DXとの親和性が高い理由や取り組む際の課題と解決策を解説
★長期戦略が必要なシステム内製化とIT・DX人材の育成｜ 社員をIT・DX人材化するステップとアジャイル型システムの内製化に適したツールを紹介
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