2026年03月27日
AI・DX室 dx
Jiraの通知、きちんと機能していますか?きちんと必要な通知を拾えていますか?見落としていませんか?
「Jiraからのメールが多すぎて、重要なメールが埋もれてしまう」「通知を減らしたいが、設定が複雑で諦めた」----こういった経験がある方は少なくないと思います。
Atlassian製品歴約1年の私自身も、社内の業務フローを切り替えたタイミングでJiraの通知が正しく届いていなかったことがありました。
この記事では、Jiraの通知方法を「どの権限で・どこで設定するか」という観点で整理、比較しています。設定を見直したことがない方も、ぜひ参考にしてみてください。
いざ通知設定を見直そうとすると、「そもそもどこで設定すればいいのかわからない」という壁にぶつかることがあります。Jiraには設定に必要な権限が複数あり、権限によって設定場所も異なるからです。
この記事では、Jiraの通知の種類ごとに「どの権限で・どこで設定するか」を整理していきます。
Jira画面右上のベルマーク(🔔)に届く通知です。コメントへのメンション、課題のアサイン、ステータス変更などのイベントで通知が届きます。

アプリ内通知画面
アプリ内通知と連動して、登録メールアドレスに通知が届きます。

Gmailでのメール通知画面例
Jira Cloudではデフォルトで一括通知設定となっており、3分以内の更新をまとめて1通で送信されます。
ただしメンションやアサインなど重要な更新は即時送信されます。
参考:Batched notifications in Jira Cloud | Atlassian Support
① Atlassianアカウント設定(個人) 自分の受け取り方だけ変えたい場合。
設定場所:画面右上の歯車アイコン → [通知設定] → [メールと通知]

個人の通知設定画面
② Jiraスペース設定・通知スキーム(管理者のみ) スペース全体の通知ルールを変えたい場合。
個人設定より優先される設定です。
管理者がオフにしている場合、個人設定で通知オンにしても通知が届きません。
設定場所:[スペース設定] → [通知] → [設定]

スペースの通知設定画面
⚠️ Freeプランの注意点:Jira Cloudのフリープランは1日最大100通のメール送信制限があります。チーム規模が大きい場合は上限に達することがあるため注意が必要です。
チームでSlackを使っている場合、メンバーの認知負荷を下げるためにも Jiraの通知を Slackに集約するのがおすすめです。
Slack通知の方法は大きく2つあります。
Atlassianが Slack向けに提供している公式アプリです。
スペースと Slackチャンネルや DMを紐付けて、課題の更新を Slackに通知できます。
通知だけではなく、課題のワークフローの操作やコメントの追加などを Slackから行えます。

Slackアプリの通知例
できること
設定の流れ
1. Slackの App Directoryから Jira Cloudアプリをインストール
※インストール時、Atlassianアカウントでのログインを求められます。

2. Jiraと Slackを連携&通知場所の指定
a. Jiraアプリとのチャット画面で「/jira connect」と送信します。接続したい Jiraのサイトドメイン、Jiraスペース、通知を受け取る Slackチャンネルまたは DMを指定することで、連携を行えます。

詳細はこちらの公式ドキュメントからご確認ください。
Jira Cloud と Slack を連携させる | アトラシアン サポート
Jira側の設定はこちらで解説していますので、合わせてご確認ください。
Slackと Jiraを連携させる|リックソフトのブログ記事
こちらは Jiraの Jira Automation(自動化)機能を使った通知方法です。
通知条件、通知内容を細かく設定したい場合に有効です。Jira上でコーディング不要で設定できます。
通知条件例
Jira Automationから Slackに送信するアクションは現在2種類あり、メッセージの送信者が異なります。
方法②-1 Send message(コネクション経由)
コネクションをあらかじめ確立し、チャンネル名・リンク・IDで送信先を指定する方法です。
メッセージはコネクションを設定した Atlassianアカウントのユーザーから送信されます。
Webhook URLの取得が不要なため、セットアップがシンプルです。

コネクション経由の通知画面

設定画面
方法②-2 Webhookを介して Slackメッセージを送信する
Slackで Incoming Webhook URLを取得し、自動化ルールに設定する従来の方法です。
メッセージは Webhook元の Slackアプリから送信されます。

Webhook経由の通知画面

Webhookの設定画面
どちらを選ぶかは、Slackでメッセージの送信者をどう見せたいかによって変わります。
「誰が通知しているか」を Slack上で明確にしたい場合はコネクション経由、ボットやアプリからの通知として扱いたい場合は Webhook経由が向いています。
参考:自動化で Slack を使用する | アトラシアン サポート
Slackではなく Teamsを使っているチーム向けです。
Jira Cloud for Microsoft Teamsアプリを使うことで、Slack連携と同様にスペースと Teamsチャンネルを紐付けて通知を受け取ることができます。
Jira Automationから Webhookで通知を送ることも可能です。
参考:
JQLで絞り込んだ課題の一覧を、定期的にメールで受け取る機能です。「毎週月曜に自分が担当している未完了課題を一覧で受け取る」といった使い方ができます。

メール画面
設定場所:[フィルター] → フィルターを保存 → [サブスクリプション] から頻度を設定

Jira Automationの「Webリクエストを送信」アクションを使えば、Slack・Teams以外の外部サービスにもWebhookでデータを送れます。
通知を設計するときに考えるべきことは次の3つです。
この3つを整理したうえで、以下の表から自分のチームに合った方法を選んでみてください。
一方で、通知は増やしすぎると本末転倒になりがちです。通知が多すぎて重要な更新が埋もれてしまったり、「通知が来ないと気づけない・動けない」運用になってしまうこともあります。新しい通知を追加するときは、「そもそもこれは通知で解決すべきか?」もセットで考えてみるとよいかもしれません。
この記事が、チームの通知設計を見直すきっかけになれば幸いです。
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