2026年春、ベトナムで感じた「AI熱」とBiplusの本気度 ――ベトナムITイベントレポ
2026年04月23日
リックソフト株式会社 海外事業部 General Manager
甲斐 博 Hiroshi Kai
-- この記事は、ベトナムのIT企業事情・AI活用事情に関心がある方に向けた内容となっています。 ベトナムに事業所のある方、IT分野でベトナム企業と取引のある方はぜひ一読ください --
2026年3月26日にベトナムのホーチミン、4月2日にハノイで行われた、ベトナムのAtlassian Solution PartnerであるBiplus社主催のビジネスカンファレンス「AI in Action from Hype to Real Business Outcomes」に参加してきました。
このイベントは、"最新のAI技術がいかにビジネスプロセスを変革するか"をテーマにした、非常に熱量の高いビジネスイベントです。ベトナムのIT・ソフトウェア企業、ITコンサル・専門家、Atlassianツールの活用に関心があるビジネスマンやエンジニアが参加しました。
会場では業界のリーダーによる基調講演をはじめ、具体的なAI活用事例のセッションや、参加者同士での活発な情報交換が行われました。
「ベトナム」「IT」という2つのキーワードからは、人件費を削減目的のオフショア開発先とイメージしていましたが、そのイメージが覆る体験となりました。本記事では、その様子をお伝えします。
リックソフトはベトナムのAtlassian Platinum Solution Partner企業「BiPlus Software社」と業務提携をしています。
準備前から高い熱量
前日の設営に参加しまして、まず会場について感じたことは「お! 派手だー」でした。まるでコンサート会場に来た気分になったのです。
それもそのはず、照明やミキサーもいて、準備中は EDM やテイラー・スウィフト、懐かしい Black Eyed Peasなどが流れていました。
ハコは中学の体育館サイズ、豊洲 PIT くらいの広さでした。その中で体を揺らしながら設営していると、思わず「いいねえ」「明日が楽しみだ〜」と感じたのは事実です。
イベント当日。
両会場とも、至るところにパネルや記念撮影スポットがあり、そこがわりと埋まるんです。
正直、びっくりしました。「なんで混んでいるのに並ぶの?」と聞くと、「楽しそうだから」とのこと。
たしかに、写真を撮るときは顔が緩むのは事実ですよね。
それが狙いだとしたら「やるなあ」と思いましたし、自分もその場で周りの方を写真に誘いました(笑)
イベントの世界観を切り取るフォトブース


ネットワーキングの時間には、デモブースで会話しているときの熱量がとても高いのが印象的でした。
ある方のセッションの質問に対して、第三者も自社の事例を会話に乗せて共有し、参加している顧客同士で情報交換が行われていたのが特に印象に残っています。
ホーチミン・ハノイ合わせて 485 名が参加してくれたそうです。


Keynote では、多くの方がスライドをスマホで記録していました。(中にはKeynoteを動画を撮っている人も......)
重要スライドは一斉にカメラが上がる瞬間

Keynote で特に撮影が多かったのが、こちらの AI Native Solution のブループリントです。
この1枚が、議論のベースになる設計図

※画像は和訳したものになります
「DATA が優先」はベトナムITコンサルでは共通認識
登壇者は、自分が思っていた以上に DATA について熱く語っていました。参加していたベトナムの IT コンサルの方数社に話を聞いてみたところ、
「まずは DATA を整理するのが優先だよ」
という声が多く聞かれました。
「何を AI 化するか」という議論が生じると同時に、データの整理・分析といったデータ戦略にしっかりフォーカスしているようです。
自分自身も正データ・ゴールデンデータ(信頼性の高いマスターデータ)の重要性はわかっていたつもりでしたが、どうしても AI で課題をどう解決するかという「方法」を優先して考えていました。
しかし、今回 AI の構造について調査した結果、長期的なビジネス価値という観点で言えば、データ戦略こそが大事だと学びました。
- AI ソリューションは「手段」: 技術は日々進化し、ツールは後から入れ替え可能です。
- データ戦略は「資産の管理」: 自社にしかない独自のデータこそが競合優位性になります。
この戦略がしっかりしていれば、どんな新しい AI が登場しても柔軟に対応できるはずだと感じた次第です。
やはり、こちらの説明シーンも撮影している人が多かったです。
データこそが競争優位の源泉だと訴える一枚

今までベトナムのエンジニアに対しては、オフショア開発先として「コスト削減」の側面を優先して見ていましたが、 実際には AI を活用した高付加価値な取り組みへの意識がとても高いと感じました。 そんな彼らを、日本の皆さんのプロジェクトにも上手く巻き込める日が、もうすぐ来るだろうと実感しました。
雑談も含め、ベトナムについて興味がありましたら、ぜひ甲斐までご連絡ください。

リックソフト株式会社 海外事業部 General Manager
甲斐 博 Hiroshi Kai
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