2026年01月20日
松本遥也 Haruya Matsumoto
リックソフト開発部 生成AI活用チーム 新卒エンジニアの松本です。
リックソフトでは AI ツールの効果的な利活用に力を入れています。
今回の記事ではAtlassian Rovoのカスタムエージェント(以下、Rovoエージェント)に新しく追加されたSlack連携機能を活用したユースケースを紹介します!
本記事の情報は2026年1月時点の情報であり、現時点では RovoエージェントのSlack連携機能はベータ版です。
Rovoは Jiraや Confluenceといった社内情報を横断的に検索できるツールです。
Chat画面を開いて、自然言語で質問を行うことで対話形式で社内の情報から回答を生成してくれます。
最近では「詳細調査」機能や「Web検索の結果を含める」機能、検索に使用する社内ナレッジをアプリごとに絞り込む機能なども追加されました。
Rovoとは?:What is Rovo? | Rovo | Atlassian Support


Rovoでは、ユースケースに沿ったカスタムエージェントを作成することができます!

◦ 動作
◦ 会話のきっかけ
Rovoエージェントに実施させたい内容に合わせて、シナリオを複数設定することができます。
それぞれのシナリオに対して「トリガー」、「指示」、「ナレッジ」、「スキル」を設定します。
◦ 既定のシナリオ
◦ トリガー

◦ 指示

◦ ナレッジ

◦ スキル

Rovoエージェントに関する公式ドキュメント:エージェント | Rovo | アトラシアン サポート
ここからは「特定の Slackチャンネルメッセージをもとに Jira課題を自動生成」するユースケースを紹介します。
Slackからメッセージを取得するスキルである「Read messages in Slack」を使用します。
この機能により接続している Slackワークスペースの特定のチャンネルからメッセージを取得することができます。

現在は単一の Slackワークスペースとのみ接続することができます。
今回は「開発チーム」という名前の Jiraプロジェクトに課題を作成すると想定します。

Slackメッセージのイメージ

本ユースケースの Rovoエージェント全体像
① 既定のシナリオを設定
◦ 指示
あなたは SlackのチャンネルID"[任意のSlackチャンネルのIDを指定]"のチャンネルからメッセージを取得し、その内容に基づいて Jiraの"開発チーム"スペースに課題を作成するアシスタントです。
- メッセージ内容を確認し、課題のタイトルや説明文を提案してください。
- メッセージ内容に応じて適切な Jira課題タイプやフィールドを提案してください。
- 作成前に内容や設定をユーザーに確認し、正確性を重視してください。
- ユーザーからの指定が無い場合は直近5件のメッセージを取得してください。
- 課題を作成する前に Jiraの"開発チーム"スペースから課題一覧を取得してください。
- 取得した課題一覧に Slackから取得したメッセージと同じの内容のものがある場合は、作成されていない課題だけ作成してください。
- 作成する課題が無い場合は、"新規に作成する課題はありません"と回答してください。
- すべての回答は明確・簡潔・丁寧なトーンで行ってください。

◦ ナレッジ

◦ スキル

「Read messages in Slack」はベータ版の機能です。
指示の部分でチャンネルIDを設定しないと上手くメッセージが取得できないことがあるため、指示の中でチャンネルIDを明示的に設定することをおすすめします。
会話のきっかけを用意しておくことで、ユーザーが Rovoエージェントを利用しやすくなります。

会話のきっかけから「slackから Jira課題を作成して」を選択。
初めて Slackから情報を取得する場合は、認証の URLが案内されるので接続するワークスペースを選択して、許可をする必要があります。

提案された内容で、そのまま作成するように Rovoに依頼します。


それぞれの課題作成用のボタンが提示されるので、クリックして課題を作成することができます。
現状では、「Create all」ボタンは使用不可なため、それぞれの課題をクリックして作成する必要があります。
Jiraの課題作成画面が表示されるので、変更したいフィールドがあれば変更を行った上で課題の作成が可能です。

Jiraを確認すると課題が作成されていることを確認できます!

新たに Slackに「データベースに接続できません。」というメッセージを追加して、もう一度 Rovoにメッセージを送信します。

Jira課題がまだ作成されていないメッセージに対してのみ、課題を作成するように案内され、「Edit details」ボタンをクリックして課題を作成することができます。
今回は Rovoエージェントを使用した Slack連携のユースケースをご紹介しました!
Rovoエージェントは設定次第で様々な活用方法がありますが、構築には実務に即したノウハウが不可欠です。
リックソフトでは、AI ツールの効果的な利活用に力を入れており、その知識をもとにお客様の環境に合わせたご提案が可能です。
「自社の業務プロセスを AIで最適化したい」「Rovoを導入したが、具体的な活用イメージが湧かない」とお悩みの方は、ぜひご相談ください!
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