<テスト環境ですばやく検証>新機能紹介|Jira Service Management Cloud「サンドボックスへ特定プロジェクトのみ選択しデータコピーする機能がJSMでも利用可能に(ベータ版)」
2024年12月19日
富澤(カスタマーサクセスチーム) tomizawa
――本ブログは、Jira Service Management 管理者向けの新機能紹介記事です―――
テスト環境のサンドボックスへ本番データをコピーするのに、対象が全プロジェクトになるため時間がかかり、すぐに検証ができずに困ってはいませんか?
私自身、データコピーを開始してから十数分待つ間に他の作業に集中し、コピー完了の通知メールを受け取るまで検証作業を忘れてしまうということもありました。また、セキュリティ面からも、見えてはいけないプロジェクトまでコピーされてしまうため、検証チームへ提供する際にデータを削除する手間が発生してしてしまいますよね。
このたび、特定のプロジェクトやスペースのみをサンドボックスにコピーできる機能が、Jira と Confluence に加えて、Jira Service Management のプロジェクトでも利用可能になりました。
※サンドボックスは、Premium プラン以上の限定機能です。
※ 2024 年 12 月時点でオープンベータ版の機能です。
本記事では
を紹介していきます!

サンドボックス機能と活用シーン
サンドボックス機能と活用シーンについてご紹介します。
サンドボックスとは
Atlassian Cloud 製品を本番環境サイトとは別のサイトで検証できる機能です。
サンドボックス環境に本番データをコピーすることで、本番同等の環境でテストや検証を行うことができます。

サンドボックスの活用シーン
サンドボックスを使用することで本番環境に影響を与えることなく自由に検証できるため、以下のような活用シーンで利用できます。
- 本番環境の前にサンドボックス環境で新機能を検証し、エンドユーザーへの影響を事前に確認する(※)
- 本番環境の前にサンドボックス環境で新しい自動化設定や利用中スキームのカスタマイズを行い、実運用に影響がないかを検証する
- サンドボックス環境のみに新しいアプリをインストールし、トライアル期間にアプリの評価をする
■Tips:本番環境への適用前に、サンドボックス環境で新機能を検証する方法
リリーストラック機能を使って、新機能の反映タイミングを本番環境とサンドボックス環境それぞれで指定することができます。
「継続的」では順次適用され、「バンドル」では毎月第 2 火曜(日本時間では次日の水曜日)にまとめて適用されます。
詳細はアトラシアンのドキュメントをご参照ください。
製品のリリース トラックを管理する | アトラシアン サポート
※リリーストラックは Premium プラン以上の限定機能です
新機能「特定のプロジェクトのみをサンドボックスにコピーする」概要
今回の新機能である「特定プロジェクトのみをサンドボックスにコピーする機能」についてご説明します。
これまで、本番サイトからサンドボックス環境にデータをコピーする際、全プロジェクトを選択する方法しかありませんでした。
これからは、Jira Service Management の必要なプロジェクトのみ選択してコピーできるため、サンドボックス環境での検証作業を素早く開始できます。
■実例:データコピーの待ち時間が4分の1くらいになりました
ちなみに、弊社カスタマーサクセスチームの環境からサンドボックス環境にデータをコピーしてみたところ、実際にかかった時間に大きな差がありました!
<データコピー時間の参考値>
- 全てのプロジェクト:12 分
- 特定のプロジェクト:1 ~ 3 分
■特定のサービスプロジェクトのみをサンドボックスへコピーする機能の活用シーン
新機能を使うと、任意のサービスプロジェクトの本番データをコピーしすぐさま検証作業にとりかかれるため、以下のような活用シーンで利用できます。
- 操作問い合わせリクエストのSLA(サービスレベルアグリーメント)設定の目標時間を変更し、稼働中のサービスプロジェクトにどのような影響が出るかを事前に検証する
- 社内申請リクエストに対し承認ワークフローの設定を組み込み、業務フローの進行に問題がないかを事前に検証する
- 仮想サービスエージェント機能( AI 機能)を有効化し、実稼働に向けたパイロット運用をする
参考:サンドボックスの作成方法と本番データのコピー方法
組織管理者以上の権限を持つユーザーが、「アトラシアン管理(https://admin.atlassian.com/)」にアクセスし、「製品」 >「サンドボックス」を選択します。
サンドボックス未作成の環境では、「最初のサンドボックスを作成」ボタンからサンドボックスを作成できます。

作成直後のサンドボックス環境はまっさらな製品環境のため、本番データのコピーを行います。
アクションメニューにある「本番データのコピー」ボタンをクリックしてください。

お客様の中にはサンドボックス機能をご存じない方も多くいらっしゃいますが、ご案内すると「こんな便利な機能があったのか」と驚かれる方もいます。
サンドボックス環境で検証やテストを容易に行うことで、より良い製品環境を構築することができます。
管理者の皆さまにおかれましては、ぜひこの機能をご利用ください!
※ユーザーの方がサンドボックス環境を使用したい場合は、組織管理者ユーザーへお問い合わせください
機能の詳細は、アトラシアンサイト(Open Beta: Selective Data Copy for JSM Sandbox!) でも公開されています。
リリース時期
本機能は2024年12月にオープンベータ版としてリリース済みです。まだお持ちの環境に機能が反映されていない場合でも、今後1~2ヶ月以内に反映されると思われます。
富澤(カスタマーサクセスチーム) tomizawa
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