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リックソフトブログ

Atlassian 製品と ChatGPT を連携させたユースケースを紹介

2025年11月06日

松本遥也

松本遥也 Haruya Matsumoto

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リックソフト開発部 生成AI活用チーム 新卒エンジニアの松本です。

リックソフトではAI ツールの効果的な利活用に力を入れています。

今回の記事では Atlassian 製品(Jira Cloud/Confluence Cloud)と ChatGPTを、Atlassian Rovo MCP Server経由で連携するユースケースを紹介します!

MCP(Model Context Protocol)とは?

MCP は、AI アプリケーションを外部システムに接続するための共通のプロトコルです。

AI アプリケーション用の USB-C ポートのような役割を果たし、どんな AIモデルでも同じ手順で外部サービスにアクセスできる仕組みを提供します。

Atlassian Rovo MCP Server の紹介

Atlassian Rovo MCP Server(以下、Rovo MCP) は、Atlassian Cloud サイトと互換性のある外部ツールを繋げるためのツールです。

現在「Jira」「Confluence」「Compass」との連携がサポートされており、今回は Rovo MCPを使用して ChatGPTJira CloudConfluence Cloud を連携させています。

主な機能

  • Jira
    利用可能なプロジェクトの取得、課題の検索・作成・編集、コメントの追加、ステータス遷移が可能。
  • Confluence
    利用可能なスペースの取得、特定スペース内のページ内容の取得・検索、新しいページの作成が可能。

データとセキュリティ

  • HTTPS による通信内容の暗号化
  • OAuth2.1 による安全な認証とアクセス制御
  • Jira、Confluence、Compassのユーザー権限によるデータアクセスの制御

サポートされているクライアント一覧

  • Claude
    Anthropic が開発している会話型 AI。Claude Desktop、Claude for Teams、Claude Code との連携がサポートされています。
  • Cursor
    AI 機能を搭載したコードエディタ。
  • Visual Studio Code(VS Code)
    Microsoft が提供するオープンソースのコードエディタ。
  • Google Vertex AI
    Google が提供するフルマネージド AI 開発プラットフォーム。
  • GitHub Copilot
    開発者向けの AI コーディングアシスタント。
  • Microsoft tools
    Microsoft 365 などの MCP 経由で Atlassian コンテンツへのリンクを可能にする製品がサポートされています。

上記のツールに加えて、プロキシ経由でサーバーに接続し、サーバー上で実行できる MCP 互換のローカルクライアントもサポートされています。

Rovo MCP は現在ベータ版のため、一部の高度な機能はまだ開発中です

参照元:Getting started with the Atlassian Rovo MCP Server | Atlassian Rovo MCP Server Cloud | Atlassian Support

ChatGPT の紹介

ChatGPT は、OpenAI が開発した大規模言語モデル(Large Language Model:LLM)をベースとした会話型 AI です。

自然言語による質問応答や文章生成、要約、推論など様々な機能が搭載されています。

コネクター機能

ChatGPT にはコネクター機能が用意されており、Github や Gmail、Google カレンダー、Slack や Teamsなど様々なサービスと接続することができます。

そのため、コネクター機能を利用して接続した製品と連携して、自然言語による操作を行うことが可能です。

今回は紹介したコネクター機能を利用して、ChatGPT と Rovo MCP を接続し、 ChatGPT から Jira と Confluence を使用するユースケースをご紹介いたします!

ChatGPT と Jira Cloud ・ Confluence Cloud 連携のユースケースを紹介!

Confluence に作成された議事録の内容から、Jira の課題を作成

  1. ChatGPT に カスタムコネクターとして Rovo MCP を追加
    (注) ChatGPT のカスタムコネクターを利用するには、開発者モードを有効にする必要があります。

    a. 設定手順

    設定 > アプリとコネクター > 作成 をクリックして、下記のように入力します。

    設定手順

    b. MCP サーバーの URL は「https://mcp.atlassian.com/v1/sse」と入力し、認証は OAuth を選択します。

    c. 「作成する」をクリックするとブラウザで認証画面に遷移するので、画面に従い認証を行ってください。

    <参照情報>
    ChatGPT の開発者モードについて
    OpenAI Platform

    Rovo MCP の設定方法について
    Getting started with the Atlassian Rovo MCP Server | Atlassian Rovo MCP Server Cloud | Atlassian Support

  2. Confluence に課題の作成に使用する議事録を用意

    設定Confluence に課題の作成に使用する議事録を用意

  3. ChatGPT に追加した「Rovo MCP サーバー」を使用して、回答を行うように設定

    ChatGPT に追加した「Rovo MCP サーバー」を使用して、回答を行うように設定

  4. Jira のプロジェクト一覧と Confluence のスペース一覧を取得する

    Jira のプロジェクト一覧と Confluence のスペース一覧を取得する

  5. Confluence の議事録の内容から Jira の課題を作成するように依頼する

    Jira のプロジェクト一覧と Confluence のスペース一覧を取得する

  6. Jira を開いて課題が作成されていることを確認

    Confluence の議事録の内容から Jira の課題を作成するように依頼する

このように、Confluence に作成された議事録の内容から指定した Jira のプロジェクトに課題を作成することができます!

オススメの設定:ChatGPTのカスタム指示

ChatGPT にはカスタム指示を設定する機能があります。

「設定 > パーソナライズ」を設定しておくことで、Jiraプロジェクト一覧やConfluenceスペース一覧の自動取得・活用が可能です!

毎回Jiraプロジェクト一覧やConfluenceスペース一覧の取得を指示する必要もなくなり、スムーズに課題やスペースの検索が可能になります。

ChatGPTのカスタム指示

おわりに

今回は Rovo MCPを活用したChatGPTと Atlassian製品(Jira/Confluence)の連携事例をご紹介しました。

紹介した以外にも、業務内容によって様々なユースケースが存在すると思いますので、次回があれば他のユースケースや違うツールとの組み合わせなどもご紹介できればと思います!

                             

RAG (検索拡張生成)Rovoの取り扱いあります

Jira、Confluenceと相性がいいAtlassian社製のRAG「Rovo」取り扱い開始しました。

Rovoについて見てみる                     
                          
                                                       

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本ブログのカテゴリ: AI Confluence Jira
  

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