監査や法的要件への即時対応!「Alfresco Governance Services」で実現するレコード管理
2024年12月12日
川間 潔 Kiyoshi Kawama
こんにちは。リックソフト Alfresco製品担当の川間です。
金融業や医療、製薬など、業界規則に従って一定期間文書を保存し、必要に応じてすぐに提出する義務が課せられている企業にとって、ドキュメントの適切な管理は重要な課題です。監査や法的要件により特定の文書を迅速に提示する必要がある場面では、手間や混乱が生じることも少なくありません。日常業務に追われる中で、どの文書がどこにあるのか、承認はいつ・誰がしたのか、誰が最終的な責任を持っているのかを、文書のライフサイクルに合わせて明確にしておく必要があります。
こうした課題に対応するために、文書を記録情報として一元管理し、効率的に活用できるツールが注目されています。リックソフトは、ビジネス文書をレコード(記録情報)として保管し、一括管理することができるレコードマネジメント ソフトウェア「Alfresco Governance Services」を取り扱っています。「ドキュメントに対してのアクセスコントロールと文書ライフサイクルの管理およびイベントの取得」が実現できるツールです。記録管理規格であるISO15489およびその日本版JISX0902-1に適応し、業務プロセスの透明性と信頼性を向上させることができます。適切なツールの導入で、ドキュメント管理の課題を解消し、安心して本来の業務に集中できる環境を実現しませんか?
今回はユースケースのイメージ付きでご紹介します。みなさまの業務にフィットするイメージができれば幸いです。
<目次>
■Alfresco Governance Servicesの画面イメージ
Alfresco Governance Servicesは文書を、「レコード管理」用のサイトに、ドキュメントをレコードとして登録します。その後、レコードはドキュメントライフサイクルに従って管理されます。

■Alfresco Content Services VS Alfresco Governance Services 2つの違い
Alfresco Content ServicesとAlfresco Governance Servicesの違いを以下に記載します。

■主な機能紹介
では実際に「Alfresco Governance Services」を操作します。今回は下記ユースケースに基づいて機能紹介いたします。
ざっくりというと、ドキュメントライフサイクルのプロセスは以下のフローとなっています。
・サイト利用者のユーザーがサイトへドキュメント登録後、関係者のみにドキュメント含むコンテンツを閲覧可能とするセキュリティ分類を実施します。(図①)
・サイト利用者のユーザーコンテンツが整い次第、「レコード管理サイト」にレコード登録を行います。(図②)
・「レコード管理サイト」のレコード管理者がレコード承認を行った後、レコードはライフサイクル(保管スケジュール)に従い整理されます。(図③④)
・「レコード管理サイト」のレコード管理者はAlfresco Content Service内のイベントを取得し、監査人に情報を提出します。(図⑤⑥)

■事前準備
①レコード管理サイト作成
レコード管理用のサイトを作成します。

②レコードカテゴリおよびレコードフォルダの作成
レコード管理サイト作成後、レコードカテゴリおよびレコードフォルダを作成します。
レコードカテゴリの保管スケジュールに従い配下のレコードフォルダが「保管」対象や「破棄」対象になります。
なお「カットオフ」は保管スケジュールの一番最初のステップで「カットオフ」のステップになり次第配下のレコードフォルダへのレコードの追加が出来なくなります。



✔ 参考情報
Retention schedule
https://docs.alfresco.com/governance-services/3.0/using/retention-schedules/
③セキュリティコントロール設定
セキュリティコントロールは管理ツール画面からアクセス可能です。セキュリティコントロールによりコンテンツを任意のユーザーのみ閲覧対象とする分類が可能です。


✔ 参考情報
Security Marks and Classification
https://docs.alfresco.com/governance-services/3.0/using/smc/
■ユースケース実施
主な機能紹介に記載されました「ユースケース」を実施します。
(1)分類の実施
サイトに登録したコンテンツより「分類」を押下しコンテンツの分類画面よりコンテンツを分類します。



分類後、特定のユーザーのみコンテンツが表示されるのが確認できます。
・test01ユーザー

・test02ユーザー

(2)レコード登録
「レコードとして整理保管」を押下しレコード管理サイトのレコードフォルダーにレコード登録します。


レコード管理サイトのレコードフォルダーにレコード登録後、コンテンツのアクションが限定されます。

(3)レコード承認
レコード管理者はレコード管理サイトにレコードが登録され次第、レコードとして受け入れるかの判断(承認および否認)を行います。
ここでは承認アクションである「レコード完了」を行います。
※レコード完了アクションについてフォルダールールより自動承認も可能です。

レコードの完了後、「関係の追加」機能「により他のレコードとの紐づけも可能です。

(4)ドキュメントライフサイクル
レコード管理サイトのレコードフォルダーが保管スケジュールのステップに従い進行します。

下記の画面では保管が完了後に「保管の終了」を行います。

下記の画面では保管終了後に「破棄」を行います。
※破棄を実施するとレコード管理サイト内のレコードとサイト内のコンテンツが双方削除されます。

(5)イベント取得
Alfresco Content Service 内のイベントを取得します。


(6)監査情報提出
イベント情報を取得後、「エクスポート」機能により情報をダウンロードします。

■導入メリット
前述のユースケースよりAlfresco Governance Services導入で以下のメリットが存在することが確認できます。

Alfresco Governance Servicesについて、少しは興味を持っていただけたでしょうか。
もっと詳しく聞きたい、実際の動きを見てみたいなどのご要望などありましたら、リックソフトまでお問い合わせください。
川間 潔 Kiyoshi Kawama
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