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リックソフトブログ

「今の若手は社内交流を求めていない」は本当か?新卒2年目が社内研修&懇親会を企画してわかったこと

2026年08月28日

須藤和樹

須藤和樹 Kazuki Sudo

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社会人のみなさま、最近の若手社員に対して、次のようなイメージはないでしょうか?

「会社の飲み会が嫌い」
「業務時間外まで会社の人と関わりたくない」

私は新卒2年目で、このイメージを持たれる側の社員です。その私が同期と企画・運営した社内の「AI研修&懇親会」で、このイメージは思い込みだとわかりました。

このブログでは、企画を思いついてから開催するまでの経緯と、開催してわかったことを共有します。

1. この企画をしたきっかけ

リックソフトはリモートワーク中心の会社で、対面の全体会議を除くと、部署を超えた先輩社員と対面で話す機会は少ない状態でした。

それが、入社した年の12月に変わりました。人事部が毎年企画している、翌年度に入社予定の内定者と既存の若手社員の懇親会で、同じテーブルになったこれまでほとんど関わりのなかった一つ上の先輩と仲良くなりました。挨拶しかしたことがなかった相手でも、自己紹介で人となりを知り、レクリエーションを通じて協力をすると、自然と距離が縮まるものだと気づきました。

実は1年前に内定者としてこの懇親会に参加していましたが、その時は緊張してしまい、仲良くなるどころではありませんでした。

内定者学生と若手社員の交流会では、内定者学生は緊張する

この時を振り返ると、緊張した原因は2つあります。
1つは、知らない人ばかりだったことです。同期に会うのは今回でまだ2回目、社員の方とは初対面という状況で、名前と顔を覚えながら会話をするのは、かなり難しかったです。正直なところ、その日の記憶はほとんど残っていないくらい緊張していました。
もう1つは、まだ社員ではない立場だったことです。「内定者として見られている」という意識があり、その場を楽しむより、失礼のないように振る舞うことに精一杯で、純粋に楽しむ余裕がありませんでした。

同じ形式の会なのに、入社後は参加するスタンスが違うだけで一気に距離が縮まりました。

逆に言えば、リモートワーク中心故、入社してから12月まで、先輩と仲良くなれる場はほぼなかったということです。

後輩には同じ思いをしてほしくない。そう思ったのが今回の企画のきっかけです。

2. 「交流会がしたい」は業務にならない

最初に考えていたのは、ゲームや懇親が中心の企画でした。AIを使ったレクリエーションゲームを作って検証し、人事に最初の提案をしに行きました。

しかし、この提案は通りませんでした。社員からの提案だと、レクリエーションだけの企画は業務にならないためです。今思えば当たり前のことですが、毎年人事が企画をしている内定者懇親会がある中で、当時の私には意外でした。

どうやったら開催できるかを考えていたとき、同期から「AI研修という形に仕立て直せば?」という提案を受けました。まずは開催しないと意味がない。そう思っていたので、この案で進めることにしました。ちょうど自分は社内のAI活用を推進する部署におり、若手へのAI教育が未実施で、全社でAIスキルの習得を推進している時期でもありました。

とはいえ、最初に立てた「交流をしたい」という目的は強調しないようにしました。それでも、交流できる設計にしたい。チームを分けて演習と自己紹介の時間を設け、最低限チームの中では交流できるようにしました。

その結果、業務内の時間で、研修という形で開催できることになりました。あわせて役員や部門長(GM)にも参加していただくことで会社の企画という扱いになり、経費が出たので、研修後に懇親会も開催できました。

3. 開催してわかったこと

若手は交流を求めていないわけではなかった

イベント終了後のアンケート(回答15人・5段階評価)では、80%の方が「研修内容が今後の業務に役立つ」という問いに対して最高評価をくれました。

今回の研修内容は今後の業務に役立つと感じましたか

また、「懇親会を通して同期や縦のつながりを作れた」には、86.7%の方が最高評価をくれました。

懇談会を通して同期や縦の繋がりを作れたと感じましたか?

自由記述にも、自分が最初にやりたかったことが達成できたとわかる声が並んでいました。

「配属後、他の課のメンバーと話す機会が少なく、『顔や名前は知っているけど接点がない』という方が多かったので、この機会にお話しできて良かったです」

「内定者懇親会で話したことのない先輩方と同じチームにしていただけたことで、縦のつながりができてありがたかったです」


このアンケートで、最初に立てたゴールは間違っていなかったと強く実感できました。

また、懇親会で話していると、「会社全体の飲み会や懇親会は気が引けるけれど、若手だけのようにある程度絞られた場なら参加しやすい」という声を何人からも聞きました。世間で言われる「若手は飲み会に来ない」は、こういうことなのだと思います。対象を絞るだけで参加のハードルは下がり、懇親会が本来の役割を果たすようになると感じました。

役員・部長陣からの評価

懇親会の場で、「若手が自発的に動いてこの企画をやり切ったことがとても良かった、ぜひ2回目もやってほしい」と言われました。会社が強制するのではなく、若手が自主的に熱意を持ってやることに価値がある、というのが理由でした。

4. なぜ2年目の企画が通ったのか

振り返ると、理由は2つあると思っています。

一つは、リックソフトの企業文化です。「コミュニケーションでは批判ではなく提案を行う」、という全社のルールがあり、頭ごなしに否定されることがありません。上司も、やりたいと言ったことは否定しない人でした。準備の終盤、研修の完成度ばかり気にしていた私に、上司からはこう言われました。

「AI学習よりも、同期や近い年代同士が仲良くなることの方が意義は大きい。企画をやりたいと思ったきっかけを、少しでも達成できる時間にしてほしい」


もう一つは、周りの人たちです。発案は私ですが、同期や先輩に話すと前向きな反応が多く、動き出せました。動き出してからも、一人よがりにならないように同期や先輩と話しました。演習は同期が作ってくれて、ほかの手配もいろいろ手伝ってくれました。人事も、ちゃんと企画としてやるにはどうするかという面で一緒に考えてくれました。

おわりに

今回一番学んだのは、頭の中で思ったことは、人にアウトプットして意見をもらわないと、本当に必要かどうか分からないということです。若手は早めに交流の機会が欲しいはずだ、という考えも、同期や先輩に言わなかったら、絶対に企画にはなりませんでした。

残る課題は、これを今年1回で終わらせないことです。来年度以降も継続できるように、後輩に引き継ぐ体制を作ることが次の宿題だと思っています。

「若手社員は会社の飲み会が嫌い」「業務時間外まで関わりたくない」。少なくとも私の周りでは、思い込みでした。

                    

本情報はブログを公開した時点の情報となります。

  
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