Slack社、Tableau社共催 "予測できない変化に対応できる仕組み"セミナーのレポート

2020年09月30日
Slack社、Tableau社共催 "予測できない変化に対応できる仕組み"セミナーのレポート

Author

夏橋美佐 Misa Natsuhashi

こんにちは！夏橋です。

先日、Slack社ならびにTableau社と共催で『予測できないビジネス変化に対応するツール活用　〜SlackとTableauをiPaaSで連携〜』と題したオンラインセミナーを実施いたしましたのでレポートいたします。

背景

いかなる不測の状況下においてもビジネスを止めることなく継続させる計画（事業継続計画、BCM）が注目されています。

自然災害が多い日本ではかねてより注目されているトピックではありましたが、今年に入り、新型コロナウイルスの影響が猛威をふるい、日本の経済が文字通り"予測できない状況"に直面しました。感染拡大が深刻化した都市部では、対面でのイベントや商談はオンライン上で行われるようになり、業務はテレワークに移行され、時間差通勤を導入する企業も増えました。

創業以来、アトラシアン製品を取り扱う弊社では、このトレンドを注意深く観察してきました。そして、事業継続計画(BCM)のためには、正しい情報を素早く分析し、事業に取り込んでいく仕組み作りが重要ではないのだろうか？というアイデアに行き着きました。

事業継続計画のために新しくツールを取り入れるのではなく、SlackやTabelauといった既に多くの企業に導入されているツールの「新しい活用方法」の提案について、パートナーであるSlack社とTableau社にもご賛同いただき、本セミナーの開催に至りました。

講演アジェンダ

1.「働き方の大転換を生き抜くには」
Slack Japan株式会社事業開発部アライアンスマネージャー上田純平氏

日々変化する環境に迅速な対応をするために、Slackがどのように企業における「アジリティ」を実現できるのかをテーマにお話いただきました。
メールで行っていたコミュニケーションをSlackへシフトすることで、情報の透明性が向上するだけでなく、誰でも社内のあらゆる情報をキャッチできるため、情報検索時間の短縮や会議時間の削減が可能になります。その結果、意思決定スピードが4倍になったという事例をご紹介いただきました。

2.「なぜデータの品質がチームの生産性に直結するのか？」
Tableau Software, LLCパートナーアカウントマネージャ黒井慶氏

データの品質＝仕事の品質に直結します。今回は、どのようにしてデータの品質を向上させられるのかをお話いただきました。
Tableau Data Managementを活用することで、信頼できるデータを発見しやすくなり、また誰でもデータ活用が可能になります。
データに関する質問に対し自己解決が可能になることで、組織内の無駄なコミュニケーションを減らし、素早い行動を実現することができます。

3.「コラボレーションで実現する"予測できない変化に対応する"ための活用セミナー」
リックソフト株式会社ソリューション3部ゼネラルマネージャー大塚和彦

不測の事態に素早く対応するために、Workato(ワーカート)というiPaaSツールを活用することで、SlackとTableauの使い方を拡大することできます。Workatoはオンプレミス環境、クラウド環境を含んだ400を超えるアプリケーションコネクタをプログラミングすることなく統合できるツールです。

今回は、Tableauでビジネスに関わる情報を集計・分析し、Slack上でインタラクティブにレポートを出す活用例をご提案いたしました。Workatoを使うと、従来は人の手で行われていたであろうツール間を繋ぐ作業を自動化させることができます。