リックソフトブログ

2023年03月24日

【2023年12月追記】開発実装前にプロダクトアイデアを整理できる「Jira Product Discovery(ジラ・プロダクトディスカバリー)」を非エンジニアが触ってみた

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堀田(リックソフト マーケティング部) hotta

堀田(リックソフト マーケティング部)</mt:Var>

  

アトラシアン社がいまベータ版で出している新製品「Jira Product Discovery(ジラ・プロダクト・ディスカバリー,JPD)」を非エンジニアが触ってみました。

一言で言うと、「プロダクト(プロジェクト)マネージャーや会社方針を決める偉い人のための、アイデア管理お助けツール」です!

Jiraで細か~くアイデアごとにチケットを切りすぎると、チケットで埋もれて具体的な作業やゴールが不明瞭になってしまいますよね。混沌とする前に、アイデアが思い付いたら「とりあえずアイデア立てとこ!」と書き留められるところです。
プロダクトマネージャー向けの機能や改善のアイデアをまとめて、アイデア実現の工数対効果を数値化して管理できます。

非常に操作が分かりやすく、カスタマイズがしやすいところが、「IT詳しくない人でもOK!」な万人向けツールとも感じました。

画面キャプチャを出しながら、Jira Product Discoveryができることをご説明します。

「アイデア」を書きだす「すべてのアイデアページ」

こちら左サイドバーの一番上、「すべてのアイデア」のサンプル画面になります。

この図では「要約」「コメント」「インサイト」「目標」「ロードマップ」と並んでいますが、ほかの必要な情報のフィールドを追加したり順番を入れ替えたりすることもできます。

「アイデアの作成」ボタンで「いまやっているプロダクトに追加したほうがいいな」という機能や仕様の"アイデア"を思いつくまま書き出していきます。

「アイデアの要約」をクリックすると、Jira Softwareの画面と同様、右側に概要欄がびよーんと出てきます。

アイデア実現の「労力」「目標への影響」がスコアリングできる

フィールドでは「労力」「目標への影響」が五段階評価で設定できます。

このスコアをもとに、影響スコアを自動で数値化してくれます。

※影響スコアを算出する計算式は変えられます。

アイデアを実行する判断基準メモを束ねる「インサイト(insight)」機能

私が個人的に「面白いな」と思ったのが、この「インサイト(insight)」機能です。この画面では6件のインサイトが作成されています。

「インサイト」のグラフ画+数字をクリックすると、右側にびよーんとインサイト作成画面が広がります。

アイデアを実行すべき根拠となる意見や関連データなどを、「インサイトを作成」で張り付けておけます。インサイトには、ウェブサイトや統計データだったり、なにかのキャプチャ画像だったり、SNSのつ投稿やSlackの投稿(URL)なども投稿できます。各ツールの認証と、Google Chromeのアドオンを入れるとインサイトの投稿内容がもっとビジュアライズできそうでした。

作成したインサイトの影響(インパクト)も、主観で5段階評価のスコアリングがきます。

顧客起点の提案で価値創出

このインサイトはプロダクトマネージャーだけでなく、エンドユーザーの課題や競合プロダクトの調査をしているマーケティングサイト、購買担当とコミュニケーションを直接とっている営業サイドなどのメンバーも追加できます。

プロダクト(プロジェクト)に関わっている開発チーム以外でも、このプロダクト(プロジェクト)が気になっている人は、それぞれの持ち場から開発チームやプロダクト(プロジェクト)マネジャーに価値・情報提供ができそうです。

「独自性の高い商品を作りたい」「XXチームの成功に貢献したい」という気持ちを部門をまたいで持っている組織の強みが活きる製品ですね。

「影響の評価」と「影響と労力」のマトリクス図がモダン

「影響の評価」画面では要約、目標、目標への影響、インサイト、影響スコア、労力を見渡せます。

影響と労力」画面ではこのように「労力」と「影響スコア」をマトリクス図で見渡せます。

この図は、「どのアイデアから着手するか」の選択材料にもなりそうです。例えば、「すぐに成果を実現できるアイデア」からやろう、「影響も大きいけれど労力がかかるのは後回しにしよう」という具合に。

「アイデア」をシームレスに、Jira Softwareのチケットへつなげる

このように、Jira Product Discoveryで温めたアイデア。「よし、このアイデアを実装するぞ!」と決めたとき、Jira Softwareへのチケットさばきがシームレスです。

チケットを追加するプロジェクトスペースを決めて、課題タイプを設定したのちに「作成」すると...

該当のJiraのプロジェクト上に課題が作成できます。そしてJira Product Discovery上のアイデア課題もリンクされています。

以上、2023年3月に非エンジニアが触ってみた感想でした。

すでにJira Cloudをお使いの方は、「Jira Product Discoveryを有効化する」と設定するだけでJira Product Discoveryを無料で使えます(2023年3月現在)。ぜひみなさんいろいろと試してみてください。

マーケチームでも、これからユースケースを模索してブログ記事を執筆しようと意気込んでおります。

リックソフトのX(旧Twitter)は、みなさんの「Jira Product Discovery使ってみた」投稿を見つけてはツイートする予定ですので、あわせてチェックくださるとうれしいです。


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Jira Product Discoveryは2023年秋にベータ版が終了しました。2023年12月現在、3ユーザーまで無料で使えるフリープランと、ユーザー数無制限のスタンダードプランの2つの料金体系で提供しています。

                                   

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