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最初に用語の整理をさせてください。
StoryPoint(以下SP)は作業の大きさを表す単位で、他の作業との大小関係で相対的な見積もりを行う場合に用います。
例えば、作業AをSP2とした場合、作業Bは作業Aの2倍位の作業量が必要と考えられるので、SP4、
作業Cは作業Aと同等の作業量なので、SP2…っといった見積もりを行います。
従って、SPは実績値としては利用できませんし、時間との比較にも適していません。初期見積と実績を比較したい場合、見積もりに「時間」を使うと良いです。
スクラムボードの設定画面の見積メニューから、見積統計を「初期見積時間」で設定すると、
見積を時間で設定することができます。
課題に対して消化した作業時間は、課題のその他メニューの作業ログから入力できます。
個々の課題の初期見積値と消費時間は課題詳細画面の「時間管理」パネルにて確認できます。残念ながら、初期見積もりと消化した時間の差分を一覧で確認できるUIは用意されていないので、
課題の検索画面にて、課題をCSV出力して手動で集計することになります。以下の例では参考として、課題一覧に初期見積、消費時間を表示しています。
画面上部のエクスポートメニューからCSV出力できます。※CSV出力すると時間は秒での表示となるので、必要に応じて時間などに換算する必要があります。
※Σ付きの初期見積、消費時間は、サブタスクに設定された値を含めた集計値を表示します。
課題単体の初期見積、消費時間を見たい場合はΣなしの初期見積、消費時間を使ってください。- Kaori Komori
workratio(作業率)という項目で初期見積に対して、消費時間が占める割合を確認することができます。
例えば、以下のようなJQLをフィルタ配信するように設定しておくと、
初期見積の8割以上作業時間を消費した課題を定期的に関係者に通知することができます。project = XXX AND resolution = unresolved AND workratio >=80
Kanbanボードで初期見積時間以上に作業している課題をスイムレーンで分けて表示するなど、いろいろな場所で使えると思います。
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Jiraのレポートでも見積もりと実績の乖離が確認できます。
VelocityChartを使うとスプリント計画時に予定した作業量と
スプリントで消化できた作業量の対比を確認することができます。https://ja.confluence.atlassian.com/jirasoftwareserver076/velocity-chart-941595811.html
SprintReportを使うとスプリント実行中の作業消化状況、
スプリントの途中で追加された作業などを見積ベースで確認することができます。
https://ja.confluence.atlassian.com/jirasoftwareserver076/sprint-report-941595800.htmlコメントを追加...
StoryPointで設定した初期見積値と実際の作業で消化した時間にどれだけ差があるか確認する方法はありますか?