リックソフトブログ

2022年01月18日

組織にアジャイルをもたらす「Jira Align」の機能紹介〜開発現場で活用できるProgram編(後編)〜

Author

鈴木 華 Hana Suzuki

鈴木 華</mt:Var>

  

みなさんこんにちは。リックソフトのHANAです。

前回に引き続き、Jira AlignのProgramレイヤの紹介をします。
ProgramレイヤはSAFe Big PictureのESSENTIALの部分にあたります。

今回はプログラムボードを作成するために必要な依存関係や、計画時のロードマップ機能について紹介したいと思います。

■Dependency Maps

価値を提供する上で、1つのチームですべてを提供できることはなく、複数のチームがそれぞれの価値をインクリメントし、合算されて提供されるのが一般的です。
そのため、依存関係が生じることになります。

依存関係はPIプランニング時にプログラムボードを作成するときに視覚化されます。
Jira Alignには依存関係を視覚化するための様々なビューが用意されています。いくつかビューを紹介したいと思います。


【Team Status】

チームごとの依存関係を表示します。
必要に応じて優先順位を付けることができます。

ビューで表示される右矢印は、現在のチームが別のチームに提供する必要がある依存関係を表しています。
また下矢印は、現在のチームが別のいーむから必要とされる依存関係を表しています。


【Incremental Status】

プログラムごとに依存関係を表示し、必要な作業工数の調整をサポートします。
インクリメンタルステータスマップには、すべての依存関係がステータスと一緒にリスト形式で表示されます。


【Grid View】

グリッドビューマップは、チーム間の依存関係のカウントを表示します。
グリッド内の任意の数字をクリックすると、すべての依存関係のリストを含むより詳細なレポートが表示されます。
外部エンティティもここに表示されます。


【Wheel View】

ホイールビューマップは、すべてのチーム/プログラムが表示され、それらのチーム/プログラム間の依存関係が線で表示されます。

ホイール内のチーム名やプログラム名をクリックすると、そのチームやプログラムの依存関係のリストが表示されます。
依存関係の名前はクリックでき、必要に応じて依存関係を確認・更新するための詳細パネルが表示されます。

また、リストの上部には統計情報が表示されます。


【Analytics View】

アナリティクスビューマップは、依存関係のクラスタ分析を行います。
このレポートは、依存関係がどこに集中しているかを示すので、どのチームやプログラムが最も多いかを確認することができます。
そのため、依存関係の削減をする取り組みをどこに集中させればよいか把握することができます。

■Roadmaps

ロードマップビューではPIの全体像を把握することができます。
全体像のほかにも事前の計画や作業の追跡などヘルスチェックを行うことができます。

ロードマップにはワークビューとプログラムインクリメントビューの2つの種類があります。下記にイメージ図を示します。


【Work View】

ワークロードマップはよくあるロードマップ表示で、エピック単位で並んでいますが、展開すると該当エピックに属するフィーチャーが表示されます。
下図のフィーチャーの中にある〇で数字が書いてあるのがストーリーを示しており、〇の中の数字はストーリーの数を表しています。

ワークビューはエクスポートすることができ、形式はpngとcsvでエクスポートすることができます。スライド資料の作成やデータの再利用に活用することができます。


【Program Increment View】

プログラムインクリメントビューではカード型のような表示で、PIの進捗状況、終了時期、予算といった項目を把握することができます。
日付範囲を選択した場合は、その日付範囲内のすべてのPIカードが表示されます。
また、「Details」ボタンを押下すると詳細表示画面が表示されます。

■Shout-Outs / Awards

Shout-Outsでは賞を作成し表彰することができます。
例えば、製品のバグの修正で貢献した人に「バグ修正大賞」といった賞を作成して表彰するといった感じで使用します。

作成した賞にはポイントを付加することができるので、ポイント獲得の多い人にインセンティブや特典を与えるなど、従業員のモチベーションアップにつなげる幸福指標などとして活用することなどもできます。

■まとめ

2回にわたってProgramの機能について紹介しましたが、いかがでしたか?
そのほかにもたくさんの機能がありますが、それについては今後紹介したいと思います。

今回もお読みくださり、ありがとうございました。以上、HANAでした。

                                         

関連する製品についてはこちらをご覧ください。

Jira Align Scaled Agile Framework®︎(SAFe®︎)

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