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リックソフトブログ

2017/04/13

インテージテクノスフィア様の社内勉強会にお邪魔しました!

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松崎 郁子Ikuko Matsuzaki

松崎 郁子

こんにちは。リックソフト営業の松崎です。
以前は、弊社のお客様であるインテージテクノスフィア様Bitbucketの勉強会をさせていただいたのですが、今回は、JIRAの社内勉強会に同席の機会を頂戴しましたので、少しご紹介させていただきます。

今回の勉強会テーマは「JIRASoftwareの活用促進」で、2部構成にて行われました。
1部、2部それぞれに20~30名が参加されており、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。

1部:JIRAを知ろう!

1部は、JIRASoftwareを使ったことがない方、使っているけど有効活用できていない方に向けて、JIRAの基本を知ってもらおうという内容でした。

弊社リックソフトの樋口より、「JIRA超入門」と題して、Excelでの課題管理の問題点から、JIRAとは何か?どう使うのか?という視点で、30分ほどお話をさせていただきました。

JIRA超入門セッション

続いて、2名の方による事例の発表があり、その後にテーブル毎のディスカッションの時間が設けられました。
私の率直な感想は、「皆さん、JIRAをよく使っていらっしゃるなー」です。

前述した通り、あまりJIRAを使ったことがない方対象で1部を構成されていると伺っていたので、現状のJIRA以外の管理方法の問題点などが提起されるかと思っていたのですが、参加された皆さんは日常的にJIRAを使用されており、JIRAの活用方法の共有とJIRAを利用する上での問題点、悩み等々、様々なお話をお伺いすることができました。
ダッシュボードやカンバンボード、スクラムを活用して、それぞれのチームごとに工夫しながら利用されてました。

JIRAを使ってみて、よかった点は・・・

  • 全体や個人の進捗確認ができ、チームそれを共有するのも簡単にできるようになった
  • 利用方法によってカスタマイズができるので運用に合わせやすい
  • コミュニケーションの機能が豊富で、簡単に共有やメモをしてそれを残せるようになった

逆に難しかった点は・・・

  • 全体のスケジュールやその予実が把握しにくい
    これは是非、弊社のWBSガントチャートを使っていただかなければ!!
  • 事前に利用ルールを定めておかないとわかりにくくなってしまう
    これは管理者を立てて、ルールブックとなってもらったそうです。重要ですね。
  • 情報の粒度を定めるのは難しい
    課題の予定工数をおおよそ1日にして粒度をそろえたり、細かすぎるタスクはあえてJIRAは使わないなど、場面に応じて使い分けていらっしゃるそうです。
  • 日々利用するまでに至っていない(週に一度会議の時に進捗を入れている)
    こちらも是非、日々の仕事にJIRAを取り入れて、会議のための資料作りならぬJIRA作りをなくしたいところですね。

などなど、

とても活発なディスカッションで、ここで悩みが解決できた方もいらっしゃったようです。

もっと時間がほしい!という声もけっこう上がっていました。

JIRA活用方法ディスカッション

その中で面白い利用方法だと感じたのが、アジャイル開発手法を取っていないチームでも「スクラムボード」を利用されていたことです。
バックログとしてやりたい事を積み上げて、その週にやりたいことをスプリントとして回しているそうです。
スプリントのスコープは変わり続け、スプリントは終わらないそうです。
どうしてこの方法をとっているのかというと、「プランボードが便利だから」とのこと。
正直、この使い方はJIRAのコンセプトとは違った利用方法ですが(通常はバージョンを使います)、独自にこの方法を見つけ出して運用しているのはすごい工夫だなと感じました。

2部:アジャイル開発にJIRAを使ってみよう

2部は特にアジャイル開発に興味のある方、実践している方向けに実施されていました。
弊社の廣田からは「スクラムマスターも認めるツール~JIRASoftwareの活用方法~」と題して、特にスクラムの機能についてご紹介させていただきました。
廣田自身も認定スクラムマスターでもありますが、その資格取得の際に研修講師を務めたスクラムマスターも、JIRAを推薦していたそうです。

アジャイル開発にJIRAを使ってみよう

スクラムの概念の共有からJIRAを使った場合のスクラムの方法についてご紹介させていただいたのですが、参加された方の半数はすでにJIRAのスクラム機能を使ったことがある方々で、その後の事例発表やディスカッションの時間では、より具体的な方法や悩みについて伺うことができました。

ここで少し、一つの事例を紹介させていただきます。
あるチームでは、今までお客様からの要求管理をそれぞれRedmineを立て、そこで管理していました。
その運用だと、来た要求に対してとりあえず誰かが打ち返すという状況になり、繁忙期には漏れが多発…
全体把握もできず、スピード感を持った対応もできず、負荷の偏りも起こり、チームは疲弊していったそうです。

そこで、お客様からの要求管理用Redmineはそのままに、社内の課題管理としてJIRAが導入されました。
これによって、全体把握はもちろん、担当者ごとの負荷状況の把握、そして何より対応漏れが大幅に改善されたそうです。

事例を発表された方いわく、JIRAを使いこなせているとは思っていないけれど、チームで助け合いながら運用することで、うまくいっているとのことでした。
注意したことは、「運用ルール」「コミュニケーション」
共通の基盤があっても、それぞれ勝手に使っては意味がないので、最初に大枠の運用ルールを設定し、随時それを見直しているそうです。
また、朝会も毎日行い、負荷状況が見えるようになったからこその助け合いができるようになったと言います。
JIRAを導入する前よりアナログでのコミュニケーションが増えたそうです。

今までのRedmine運用方法

JIRA導入後の運用方法

ツールに合わせるのではなく、やりたいことに合わせてツールを工夫して使う

皆さん事例を話す際に、口々に「このやり方は我流で、正しいやり方ではないと思うけど・・」とおっしゃってたのが印象的でした。
それは間違いだと思っています。どのやり方も間違いなどではなく、正しいのだと思います。

おかげさまで最近は、導入企業様からの研修依頼を多くいただいています。その中で私たちは、基本の使い方しかお教えすることができません。
その後自社でどう使っていかれるかは、弊社ではお教えできませんし、利用方法に正解も不正解もありません。
「だからこそ難しいんだよ」と言われてしまうかもしれませんが、少し見方を変えて、ツールに運用を合わせるのではなく、「こうしたい!これを解決したい!だから、JIRAをこう使ってみる?」と工夫してみるのはいかがでしょうか。
ある意味、ツールにこだわらないのもいいのかもしれませんね。

今回初めて、お客様社内の勉強会に参加させていただきましたが、
ツールの持つ意味を再認識した、とても貴重な機会になりました。
参加されていた方々からも、「(他のチームの利用方法を聞いて)明日からやってみよう!」と、とても前向きな声をたくさん耳にしました。

もし、「なかなか利用が進まないな」「うまく社内で活用できていないのでは」と感じている場合には
このような勉強会を開催してみてはいかがでしょうか?
その際は、ぜひ弊社にお声がけください。出来る限りのお手伝いをさせていただきます!
個人的にビール片手にやりたいですが(笑)

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また、過去ブログで「JIRA Software(+Atlassianツール) vs Redmineについて」ご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。

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ツールの活用を促進するアイテム

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