2020/04/21
Confluence サーバーサイジング2020
Author
湯浅悠矢Yuya Yuasa
こんにちは、リックソフト西日本支社 プリセールス担当の湯浅です。2019年はAtlassian社よりConfluence 7.x系のリリースが開始し、2020年04月現在ではConfluence 7.4までがリリースされています。
Confluence 7.xでは 機能の拡張とともに、パフォーマンスが改善されていますが、パフォーマンスを最大限に活かすには、サーバーのスペックも適切にチューニングしていく必要があります。
そこで今回は前回のConfluence サーバーサイジング2016を刷新する形で、リックソフトが推奨する新たなサーバーサイジング表を用意しました。
あくまでここで紹介するサイジング表は目安となり、ご利用の環境次第でチューニングは必要となります。表の下部に注意事項を記載しておりますので、ご確認ください。
Confluence (Server版) サイジング情報
(情報) 本サイジング情報はServer版ライセンスに対する情報となります。
Confluenceには大規模ユーザー向けのData Center版も存在します。大規模に利用される方でより可用性・パフォーマンス向上を考慮したい方はData Center版もご検討ください。
| 最小構成 | 小規模 | 中規模 | 大規模 | エンタープライズ | |
|---|---|---|---|---|---|
| Confluence利用規模 | |||||
| ユーザー数 | 25 | 100 | 500 | 2,000 | 10,000 |
| 同時利用ユーザー数 | 10 | 25 | 200 | 600 | 2000 |
| スペース数 | 10 | 50 | 100 | 200 | 350 |
| ページ数 | 500 | 5,000 | 10,000 | 15,000 | 30000 |
| システム要件 | |||||
| CPU(物理コア数) | 2 core | 2～4 core | 4～8 core | 8 core 以上 | 24 core コア以上 |
| ディスク | 高速ハードディスク | 高速ハードディスク | 高速ハードディスク 例：7200RPM以上 |
高速I/Oパフォーマンス 例：10,000 RPM以上またはSSD |
最高速のI/Oパフォーマンス 例：Raid 10もしくはSSDなど |
| システムメモリ | 4GB以上 | 8GB～16GB | 16GB以上 | 24GB以上 | 160GB以上 |
| Javaヒープ | 1GB以上 | 2GB～4GB | 4GB以上 | 8GB以上 | エキスパートへ相談 |
| ディスク容量 | 50GB～ | 100GB～ | 250GB～ | 500GB～ | ITB～ |
| 添付ファイル容量 | 10～20GB | 10～50GB | 50～100GB | 250GB～ | 500GB～ |
注意点・補足事項
- Confluenceは共同編集の機能を有効にしている場合、Javaヒープとは別にSynchrony のヒープサイズも考慮する必要があります。こちらもデフォルトのヒープサイズは1GBですが、Javaヒープと同等のメモリ割り当てをすることを推奨します。
変更方法はこちら：Synchronyのヒープ割り当てを増やす方法 - 本サイジング表は1つのサーバー内でConfluenceとデータベースを稼働させることを想定としています。
Webサーバーや他のアプリケーションを同時に稼働させる場合は、その分余裕を持ったリソースを確保ください。 - ページ数、スペース数はあくまで参考値です。
- ディスク容量についてはページの添付ファイルの容量が大きく影響します。添付ファイルの量が多い運用をされる場合は、ディスク容量には充分余裕を持つようにしてください。
- 本サーバーサイジングはAtlassian社のServer Hardware Requirements Guideをもとに多少余裕を持ったスペックでサイジングしたものになります。
導入に関するご相談
Confluenceの導入にあたってサーバースペックや、導入支援についてのご相談がございましたら、以下のフォームからお問い合わせください。
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