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リックソフトブログ

2019/11/27

Workatoで、Slack APIを手軽にかつサーバレスで利用して、Slackの管理を効率化しよう

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Author

大野 智之Tomoyuki Ohno

大野 智之

リックソフトの大野です。

Slack導入後、社内でのSlackの利用が進むと、社内情報システム部などの管理者は、Slackの適切な運用のための管理を求められるようになります。
例えば、Slackでは「アナリティクス」という機能を利用して、アクティブメンバー数や、パブリックチャンネル数、投稿メッセージ数、各メッセージ種別ごとの利用状況などを確認することができ、これらの情報は、今後Slackの適切な運用や、その管理方法の検討を進める上での助けとなります。

アナリティクス

このように、「アナリティクス」では、様々な情報を確認することができますが、サマリーではなく、詳細な情報がほしいときもあります。
例えば、どのようなパブリックチャンネルがあり、各チャンネルにはどのようなメンバーが参加しているのかを確認したいといったものがあります。
SlackのAPIを活用することでこのような情報を取得することができますが、Workatoを利用すると、手軽に、かつサーバレスでSlackのAPIを活用することができます。

今回は、各チャンネルにはどのようなメンバーが参加しているのかを例に、Workatoを利用したSlack APIの活用術を書いていきます。

Workatoを利用して必要な情報を取得する

各チャンネルにはどのようなメンバーが参加しているのかという情報を取得するために、次のようなWorkatoのレシピ(ワークフロー)を作成しました。

Workatoを利用して必要な情報を取得する

以上のようなレシピを作成して実行すると、SlackのWorkbotアプリ上で次のようにCSVファイルとして結果を得ることができます。

CSVファイル

Workatoでは、用意されたコネクターを組み合わせることで、ノンプログラミング(ノンコーディング)でほとんどの処理を実装することができます。
また、コネクター側に実装に必要な機能(Action)が用意されていなくても、少ない工数で必要な機能を実装することができます。
例えば、WorkatoのSlackコネクターには、「Custom action」が用意されており、任意のSlack APIを実行することができます。
ですので、コネクターに機能がないからといって、Workatoの利用を諦める必要はありません。

コネクターを組み合わせる

Custom actionを利用するメリットとして、Slack APIを非常に手軽に活用できる点が挙げられます。
Slack APIを利用する場合、通常は事前にSlackアプリの作成や設定、OAuth2.0認証、作成したアプリのワークスペースへのインストールなどが必要となり、非常に手間がかかります。
しかし、Workatoではこれらの処理を全てWorkatoが行いますので(必要な処理がWorkatoのコネクターの機能に内包されていますので)、ユーザー側で上記を考慮する必要がありません。
これにより、非常に手軽にSlack APIを活用することができ、すぐにSlack APIを活用したワークフローの実装に取り組むことができます。

Custom actionの例

Slack ワークスペースのメンバーをSlack APIで取得する場合、users.listメソッド(https://api.slack.com/methods/users.list)を利用します。
以下は上記URLからの抜粋ですが、ここではAPIの実行に必要となる情報を確認することができます。

Custom actionの例

Workatoでは、Custom actionを指定して、上記を参考に設定を進めていきます。
Request typeは、上記Preferred Methodで書かれている通り「GET」を指定します。
Pathには、上記Method URLの「https://slack.com/api/」を除いた部分(以下では「users.list」)です。
URL parametersは、上記Argumentsの値を必要に応じて指定します。例えば、出力件数(limit)を指定したい場合は、URL parametersへ追加します。
なお、Argumentsのうち「token」は、WorkatoによってSlack APIへのリクエスト時に自動的にセットされますので不要です。
Outputには戻り値のフィールドを定義します。

以上の通り設定を進めていくと、次のとおりとなります。

Outputには戻り値のフィールドを定義

なお、WorkatoではJSONドキュメントよりスキーマを認識し、自動的にフィールドを定義することが可能です。
例えば、Outputフィールドを1つ1つ定義するのは非常に手間がかかりますが、JSONドキュメントからフィールドを定義することでその手間を省くことができます。

自動的にフィールドを定義

まとめ

Workatoを利用することで、手軽にSlack APIを活用できることがお分かりいただけたかと思います。
また、Workatoは、ノンプログラミングであるだけでなく、設計の自由度が高く、かつユーザー側の手間を軽減する機能も充実していることもお分かりいただけたかと思います。
そして、WorkatoはiPaaSですので、サーバレスでご利用いただけます。リソースを準備することなく、短期間でご利用いただけます。

Workatoは様々なユーザーの方に活用していただける製品ですので、Workatoに関心を持っていただけましたら、是非弊社までお問い合わせください。

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