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リックソフトブログ

2018/11/29

SlackとAtlassian製品を連携しよう

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山本 敏裕Toshihiro Yamamoto

山本 敏裕

こんにちは。リックソフトの山本です。

政府が掲げる「働き方改革」。大臣や働き方改革実現会議も設置され国の本気度がうかがえます。言葉も浸透し、関心度が高いと思われるのが、スポーツ選手がインタビュー時に枕詞のように話す「コミュニケーション」。「働き方改革」はこの「コミュニケーション」が1つのキーワードとなっています。最近はどこにいってもこのワードがイコールの関係にあるように聞こえてきます。最近は業務を行う上で密なコミュニケーションはなかなか難しい環境になりつつあります。

そんなときに助けてくれるのがチャットツール。リアルタイムに会話をすることができます。最近ではビデオチャット機能も付加されており、離れた場所で作業をしているメンバーの進捗状況を話をしながら確認することも可能です。

ツールには、これまでの考え方や働き方をガラッと変えてくれるような機能を持っています。みなさんの中にもツールを利用して実現されている方も多いかと思います。

なかでも情報共有ツールとしてリックソフトがご提供させていただいているJiraやConfluenceといったアトラシアン製品も多くのお客様にご利用いただいています。Atlassian製品と他の製品と組み合わせて「こんなことができるよ」、「こんなに便利になるよ」といったことを知りたい方も多いと思います。そして、今回の組み合わせターゲットはリアルタイムに会話ができるチャットツールのSlack。最近はこれらの製品を連携したいというお問合せを受けることが多くなってきました。

今回はAtlassian製品とコラボレーションハブとしてあらゆるコミュニケーションを集約するツール「Slack」を連携してどのようなことができるかを紹介したいと思います。

1.Atlassian製品とSlackを連携する

Atlassian製品は下図のように各製品でツールチェーンを構成することができます。このメリットは連携することでチームや組織の壁を作らない横断的なプロセス連携によって生産性を高める効果があります。

しかしながらプロセス連携ができてもタイムリーに情報を共有したり、状況を報告するようなコミュニケーション機能がありません。この部分を「Slack」で補完したいと思います。

Atlassian製品とSlackを連携する

Slackの標準機能との連携はサーバー版ですとJiraのWebフックとの連携がありますが、今回は機能が豊富なSlack連携アドオンをインストールしてSlackと連携します。
今回使用したAtlassian製品は、Jira、Confluence、Bitbucket、アドオンは下記の3製品を使用しました。各製品についての詳細はAtlassian Marketplaceの製品情報を参照してください。

  • Slack Connector for Jira Server
  • Slack Connector for Confluence Server
  • Slack Connector for Bitbucket Server

2.Slack connectorを設定する

3つのアドオンは同じベンダー製品ですので、設定の流れはほとんど同じです。
Jiraでの設定手順はリックソフトサポートドキュメントのFAQサイトにございますのでこちらをご参照ください。

設定時に注意したいことが2つあります。
私と他のメンバーも設定時にハマったところを紹介します。

1つはSlack Appsの設定で「Redirect URLs」を入力時、「Save URLs」ボタンをクリックしないと設定が反映されません。そのためアプリケーションのconnectを実行してもエラーが返ってきます。必ず下図の緑色の「Save URLs」をクリックするようにご注意ください。

必ず下図の緑色の「Save URLs」をクリック

もう1つはSlack connectorアドオンの設定画面で、Redirect URIを直接貼り付けると、「正しいURLじゃない」とメッセージが表示されますが、張り付けた文字` http:// ….`の先頭にスペースが入っているためなので、スペースを削除するとURLを正しく認識します。
そんなことに引っかからないよという方ばかりかもしれませんが、何度も引っかかってしまったので注意点として記載させていただきます。

設定をしていて感じたことは、

  • JiraではJQLでの絞り込みも行えるので通知設定をより細かくできそう
  • 1つのプロジェクトで複数のSlackのchannelを通知先で設定できるのでchannelごとに通知設定を変えられる

といった通知設定を細かくでき、その結果通知を最低限にしたり、制限することが可能と感じました。いくら共有することが望まれるからと言ってムダなやり取りは極力失くして業務を効率よく進めたいですね。

3.Atlassian製品とSlackを連携してできること

3-1 Jiraと連携してみる

Jiraとの連携はJiraの課題に何かイベントが発生したときにSlackに通知を出すことができます。この通知を見た人はその課題を確認するといった感じで利用できます。
例えば課題を作成したときは以下のように通知されます。

 

Jiraと連携してみる

Jiraと連携してみる

要約の内容がSlackに通知されていることが分かります。
今度はJiraの課題にコメントを入力してみます。

Jiraの課題にコメントを入力

Jiraの課題にコメントを入力

コメントの通知も受け取れます。このようにトリガーとなるイベントが発生したときにSlackにその内容が通知されます。Jiraの課題に移動して確認したい場合は通知されたリンクをクリックすれば遷移することが可能ですのでとても効率的に作業を進められます。

3-2 Confluenceと連携してみる

次にConfluenceと連携してみます。まずは下記のようにページを作成してみます。保存するとSlackにページが作成されたと通知が飛びます。
ページ名やスペース名のリンクをクリックするとそのページ、スペースに遷移することができます。

 

Confluenceと連携してみる

Confluenceと連携してみる

3-3 Bitbucketと連携してみる

今度はBitbucketと連携してみます。先ほど作成したJiraの課題からブランチを作成します。開発パネルの「ブランチを作成」リンクから作成できます。

Bitbucketと連携してみる

必要な項目を入力して「ブランチの作成」ボタンをクリックします。ここではmasterからの分岐で「dev-xxx」というブランチを作成します。

ブランチを作成

プルリクエストを作成します、プルリクエストが作成されるとSlackに通知が飛びます。

Slackに通知

Slackに通知

Bitbucketにコミットする際にJiraの課題キーを入力しておくと課題と紐づけることができます。これによりJiraの課題の開発パネルにコミット情報やプルリクエスト情報が表示されるようになり一元管理が可能になります。

Jiraの課題キーを入力しておくと課題と紐づける

このようにAtlassian製品とSlackを連携すると通知を受けることにより、コミュニケーションを効率よくとりながら作業を進めることができます。プロジェクトやチーム内でchannelを見るようにルール付けしておけば、業務や作業を進めていくときに全てのメンバーが周りの状況を確認しながら行っていくことができます。特に意識することなく周りと共有しながら作業を進めていくことができる点は非常に便利なことかと思います。

今回は概要編として全体のさわりの部分を紹介しましたが、まだまだ他にも紹介したいことがありますので、次回以降のブログで製品ごとに紹介したいと思います。

30日間の評価ライセンスも発行できますので、是非ご活用ください。

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JiraとSlackの連携についてはこちらをご覧ください。

Slackと連携してJiraをもっと便利に!

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