2017/08/30
初めての方にも優しいUIになりました。WBSガントチャート for JIRA 9.2.0リリース
Author
河村 康博Yasuhiro Kawamura
こんにちは。リックソフトの河村です。
学生時代にスーツを購入した紳士服店が閉店セールを始めて4年が経ち、一体いつ閉店するのかと思っていたら今度はリニューアルオープンセールを始めていました。
店舗に入ってみても何も変化が感じられなかったのですが、一体何が変わってたのでしょう…？
と、そんな謎リニューアルの一方で、本当に一部UIがリニューアルされたWBSガントチャート for JIRA 9.2.0のリリース内容をご紹介します！
操作バーの刷新
WBSガントチャート for JIRA 9.2.0ではUIの改善に力を入れていて、WBS・ガントチャート画面に表示される操作バーを刷新しました。
まずは変化をご覧ください。
これまでのWBSガントチャート for JIRAの操作バーは、アイコン化されているボタンを並べ、文字のないスッキリとした見た目を意識していました。
しかし、アイコンだけを表示しているがゆえに、新入社員の方や新規インストールで使い始めたばかりの方には「このボタンは一体何なんだろう…」と、ボタンの意味を読み取ることが難しく、利用のハードルが高く感じるといったご意見をいただくことがありました。
そこで、新・操作バーではボタンの大部分を文字で表現し、機能ごとに分類化を行いました。
どこに何があるのか、クリックすれば何が起きるのかが初見でも分かりやすくなり、初めて使う方にも優しいUIになっています。
また、WBS・ガントチャート上で右クリックから利用できるお馴染みのコンテキストメニューですが、そのメニューの多くが操作バーからも利用できるようになりました。
あまりWebアプリでは右クリックをする習慣がないという場合でも、チケットの作成や削除をどこから行えば良いのかが一目で分かります。
チケットの計画日付にスプリントの日付を使用
チケットの計画日付として使用する値に、新たにJIRA Softwareのスプリントが選択できるようになりました。
「計画はスプリントを利用して決めているので、スプリントに設定されている日付でガントバーを表示したい」といった場合に活用できます。
チケットの開始日・終了日にそれぞれスプリントを指定することで、課題に設定されているスプリントから開始日・終了日を読み取ってガントバーを表示します。
親子関係・依存関係の課題リンクを逆向きに使用
親子関係・依存関係として仕様する課題リンクを、通常とは逆向きに使用する機能を追加しました。
と、これだけでは意味が分からないかもしれませんので、どのような機能かは画像をご覧ください。
親子関係が逆転して表示されていることがお分かりいただけると思います。
「え？この機能の使いどころって何？」と、疑問に思われた方もいるのではないかと思いますが、これは下記のような状態に陥った際の救済機能です。
- 別の課題管理ツールからJIRAに課題をインポートしたところ、課題リンクのつけ方が本来とは逆向きにインポートされてしまった
- 別アドオン、または独自で課題リンクを使って作っていた親子関係・依存関係をWBSガントチャート for JIRAでも使いたいが、課題リンクのつけ方が逆だった
1点目については、JIRAのRedmineインポーターを使用してRedmineから課題をインポートした際に発生することを、弊社では確認しております。
セルの編集開始動作を、シングルクリックからダブルクリックに変更
従来はバージョン・チケットの情報を、対象となるセルをシングルクリックすることで編集が可能でした。
9.2.0ではこれを変更し、編集を行うためにはセルのダブルクリックが必要となっています。
操作バーを刷新したことにより「行の選択」の概念が新しくできたため、シングルクリックは選択、ダブルクリックは編集、といった形で動作を分けるために変更を実施しています。
製品ロゴをリニューアル
弊社のWebサイトやAtlassian Marketplaceなどでは先行して変更していたためお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、WBSガントチャート for JIRAの製品ロゴをリニューアルしました。
紫色を基調としたロゴが目印です。
まとめ
この他、いくつかの機能追加と不具合修正などが盛り込まれています。より詳細な情報はリリースノートからご確認いただけます。
WBSガントチャート for JIRA 9.2.0は下記のリンクから入手可能です。30日間の評価ライセンスも発行できますので、是非ご活用ください！
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