Jira Service Desk 3.0 は、サービス管理チームのための機能がひとつになった製品です。Jiraのアドオンだった製品が、Jira Service Desk 3.0 よりスタンドアローン製品となりました。
Jira Service Desk 3.0 は、プロジェクト中心のナビゲーションになっており、ITサービスチームをターゲットとしたプロジェクトテンプレートが組み込まれており、エージェントワークフローが改善され、通知がよりシンプルになりました。
Jira Service Deskはこのたび、Jiraのアドオンではなくなりました。Jira Service Desk はスタンドアローンのサービス管理ツールとしてご購入いただけます。下記でユーザー管理の変更と新しい機能をご紹介します。
Jira Service Desk プロジェクト |
Jira Software プロジェクト |
Jira Core プロジェクト |
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Jira Service Desk エージェント |
割り当てられたプロジェクト へのフルアクセス |
ソフトウェア関連の機能 への制限付きアクセス |
割り当てられたプロジェクト へのフルアクセス |
Jira Service Desk カスタマー |
ポータルへのアクセスオンリー | アクセス権なし | アクセス権なし |
Jira Software ユーザー |
サービスデスクチームが 共有する課題の表示とコメント への制限付きアクセス |
割り当てられたプロジェクト へのフルアクセス |
割り当てられたプロジェクト へのフルアクセス |
Jira Core ユーザー |
サービスデスクチームが 共有する課題の表示とコメント への制限付きアクセス |
ソフトウェア関連の機能 への制限付きアクセス |
割り当てられたプロジェクト へのフルアクセス |
(*Jira Software ユーザーは、Jira Software のライセンスを追加で登録するとご利用いだだけます。Jira Core ユーザーも同様です。)
新しいエージェントをサービスデスクのプロジェクトに追加するときは、Jira Service Desk へアクセスできる権限があるグループ(例えば service-desk-users)に自動的に登録されます。Jira Service Desk エージェントライセンスとしてカウントされます。
グループ管理については下記をご覧ください。
サービスデスクのプロジェクトへのアクセス権を管理するために、プロジェクトロールにグループ(Service Desk Teamなど)や個別のユーザーを割り当てます。注意:Collaborator プロジェクトロールは、Jira Service Desk 3.0 で新しく作成されたすべてのサービスデスクのプロジェクトから、削除されました。
他のJiraアプリケーションユーザーが、例えばJira Software developer のような、プロジェクトでサービスデスクリクエストで作業する場合は、プロジェクトのService Desk Team ロールにユーザーを追加してください。Service Desk Team ロールに追加されたユーザーはエージェントライセンスとしてカウントされるのではなく、関連しているサービスデスクプロジェクトの制限されたビューだけが表示されます。
詳しくは下記をご覧ください。
Jira Service Desk の初期のバージョンからのプロジェクトを移行したい場合、以前 collaborators として追加したユーザーは、Collaboratorsプロジェクトロールとして確認できます。サービスデスクプロジェクトのライセンスエージェント数がすでにいっぱいになっている場合は、service-desk-users グループとService Desk Team ロールとして追加します。これらのユーザーが、他のエージェントがカスタマーリクエストに回答するために、制限された権限が必要な場合は、CollaboratorsからService Desk Teamプロジェクトロールに移行する必要があります。
新しく追加されたService Desk Agent プロジェクト権限で、サービスデスクへのエージェントのアクセス権を管理できます。(以前はグローバル権限でした。) このプロジェクト権限は、サービスデスクのプロジェクトの全てのエージェント機能にアクセスが必要なエージェントに付与します。このプロジェクト権限がなければエージェントは、サービスデスクチームロールのその他のJiraアプリケーションのユーザーが見るような制限されたプロジェクトしか表示されません。エージェントが作業できるまたはできない課題を制御するために、課題プロジェクト編集権限を別に付与できます。
エージェントは、カスタマーに添付ファイルを送るために、wikiマークアップを覚える必要がなくなりました。
ドラックアンドドロップで直接添付できます。また課題の「その他」> 「添付ファイル」でファイルを添付できます。
添付をする時、エージェントはカスタマーに共有するか、また社内ユーザー(他のエージェントやJira アプリケーションユーザーなど)のみ制限して共有するかを選択できます。
またエージェントは、コメントするときに、コメントツールバーの「クリップアイコン」を選択してファイルを添付することもできます。
ヘッダーのプロジェクトのドロップダウンメニューから新しく「プロジェクトを作成」をする時、サービスデスクのプロジェクトテンプレートを選択することができます。このテンプレートは、インシデント管理に焦点を合わせたITチームのための既定のリクエストタイプ、リクエストタイプグループ、レポートやキューなどを提供します。
詳しくは下記をご覧ください。
ヘッダーにあったサービスデスクメニューにあったサービスデスクプロジェクトは、「プロジェクト」メニューに移動しました。
「プロジェクト」 > 「Service Desk」で、サービスデスクの全プロジェクトを表示することができます。サイドバーから、サービスデスクのプロジェクトをナビゲーションすることができます。
エージェントは、プロジェクトサイドバーから直接「キュー」、「顧客」、「レポート」、「顧客ポータル」やサービスデスクの顧客リストを表示することができます。以前よりJira Service Desk プロジェクトをJira Agile のボードで利用している場合は、グローバルボードにショートカットを追加することもできます。「プロジェクト管理」を選択すると、「リクエストタイプ」、「ユーザー」、「SLAs」、「自動化」のルールなどを設定することができます。「<<」をクリックするとサイドバーを最小化することができます。
電子メール通知テンプレートがよりシンプルになりました。サービスデスクリクエストに関わる人達に送られていた通知メールの総数を減らしました。そしてより会話調になっています。
エージェントがカスタマーに回答する時、課題のコメントに定型文が追加されるようになりました。